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22.
「へぇ~、知らなかった。紀ちゃんと私、親戚だったんだ」
「ンなわけないっしょ」
「えっ?
だって今、紀ちゃんがそう言ったんじゃない」
「私ね、おばさんが言ったこと嘘だってすぐに分かった。
私が遠慮しないようにそう言ってくれたんだってばぁ」
「そうなんだ」
「学年が変わっても中学卒業するまで香織ん家に
毎日のように行かせてもらってた。
香織もいい子だったよ。
普通はクラス替えなんかしたら子供ってみんな結構疎遠に
なって新しい友達に夢中になるもんなのに、香織はクラスが
変わっても帰りは必ず私を誘ってくれたものね」
「そう?
そういうのあんまり気にしてなかったっていうか、私は
いつも一緒に帰ってくれて家にも遊びに来てくれる紀ちゃんが
いてくれて、ずっとずっと毎日が楽しかったなぁ。(遠い目)
クラスが変わると毎日一緒にいる友達が変わっていくけど
紀ちゃんだけは変わらず私の側にいてくれたから。
理由があったからだったんだ、ちょっと凹むかも」
「そうだね、ごめん。
だけど理由があったことはほんとなの」
「でもね、今も友達でいてくれるんだから気にしないわ」
「ありがとう」
「そう言えば土・日なんかよく泊まりで遊びにきてくれてたよね? 」
「それもね、香織ちゃんのおばさんが申し出てくれたから。
なるべく私と男が接触する時間を減らしてくれてたのよ。
涙が出るくらい私はうれしかった、おばさんの好意が。
きっとホントの親戚だってあそこまで面倒見てもらえなかった
んじゃないかな。
うちの母親、腐ってたもん。
唯一の救いは私の母親が男に夢中で
私が居なくても気にしないことだったかな」