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「あーマジ疲れた…………」
今日、憧れた高校の入学式が終わり駅にいる
周りにはスーツを着た大人やスマホを見ながら電車を持つ人、可愛いと言いながら騒ぐ女子達
別に羨ましいとか思ってない、断じて
「(帰ったら妖怪ウォッチ見よ…………)」
そんな呑気な事を考えていたら、電車が着く事を知らせる放送
電車が視界の端に見えた瞬間、体に大きな衝撃が伝わった
「………え?」
脳が真っ白になった、真横には電車、騒めく人々、その中に一瞬見える人の背中
それだけが頭に浮かび、私は死んだ
どれだけ眠ってたんだろう
起きたら目の前には大きな池にそれを囲む森林
「………………出なきゃ」
一番最初に思い浮かんだ事だった
立ち上がり歩こうとした時に、チリンと耳になにかが揺れる音が聞こえた
それは緑のイヤリング、地に従い池に落ちていった
何故かそう感じた
私はその思考に従い、池の中に飛び込んだ