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「 ……………… 」
私・ltは 、目の前にある仏像に目を瞑って祈る 。
目を開けて 、胸元にある青く澄んだ宝石がついたペンダントを掴む 。
早く自由を手にできますように
ひたすら心に刻ませたその思いも、今は諦めの思いで伏せていた 。
昔約束した相手とも連絡を取れないまま。
そのまま仏像の前から立ち去ろうと、その場を立つ 。
「はーぁ」
辺りを見渡して、大きく溜め息を付く。
この辺りの地域も荒れた廃退とした建物だらけ。
っと知らない人が多い……というか知らない人だね?
仕方ない、この私が説明してあげますよっと。
この世界には 人外という名の能力者がいて、そのうちの一人が私。
能力は炎を操る能力。
名前の通り、炎を操ることが出来て 、自由自在に炎を消したり付けたりはもちろん、
炎を魂のように動かしたりして操ることができる。
とまぁ、私のことはここまでにしておいて…
この街について説明しましょー
さっき私が口にした 、「 廃退した建物だらけ 」というのもそのまま。
この地は 、数年前に人外と人間の紛争が起こった場所。
結果は引き分けだったけど、この人外の地が戦場となって、大きく荒れて……荒廃としてしまった 。
私はここの生まれであるから、正直なところ悲しいけど 。
それ以前に、自分自身……いや私達─人外達の自由を手にしたい
そんな思いの方が大きかった。
それもとある約束があって────
っと話はここまで。
“例の約束の話”はまた別の機会で。
zn「おっ、ltちゃんねる … また長くお祈り?」
私が仏像の前でボー立ちしているのを見て声を掛けてきたのは、znkps 。
彼も人外のうちの一人で 、雪を操る能力を持っている 。
こいつもこの辺りの森生まれなんだけど、森で野生環境で育ったため、微熊なところがある。
「そうだけど、悪い?」
ん?口悪くないかって?
仕方ない仕方ない、こいつとはどうも釣り合わないので。
zn「別に悪いとは言ってないんだけどね 、?」
そうブツブツと何かを呟きながらも 、荒廃とした建物へ戻っていった。
その後一人残ったこの地には、何一つ物音のない静寂が漂った 。
…昔は、昔はもう少し、騒がしかったんだけど。
あの二人──gnmsと、rir-がいたから。
この二人はもう既に人間の狩人っていう奴らに捕まった。
人外のリーダーであるmmntmrことmmntがなんとか助け出す手段を考えてくれているけど、
今のところなんの連絡もなく、
rir-ともgnmsとも何一つ話せず離れ離れ状態。
昔は二人共、この地で私と同じく生まれ育って、ずっと騒がしかったのに。
あの日───
少しからかっただけなのに…ね?
rir-とgnmsが帰ってくることはなかったんだ。
丁度一年前くらいだっけか。
rir-とgnmsがあまりにうるさくて一注意した時の話
「お前らうるせぇんだよ!!黙れ!!」
少し、言い過ぎたかな、って当時も思った。
けど、あまりにうるさかったからいいかなって思ってしまっていた。
gnms「ちょっとくらいいじゃないですか〜!ltさんも一緒に遊びます?」
rir-「そんなに怒らなくっても、いいじゃないですか〜、笑 」
そんな言葉に私はムッとした。
それが煽りにした聞こえなかった。
「それがうるさいって言ってんの!!!
そんなに遊ぶんなら別の場所に行って!帰ってこなくてもいいから!!」
あまりにきつくなってしまったその言葉に、二人も刺さってしまったんだろう。
rir-「 分かりましたよっ!!私は別の場所へ行ってくる。 」
gnms「…ちょ、rir-さん…?………でも確かに、別の場所でもいいですかね。笑」
そのまま二人と言葉を交わすことなく、別の場所へ行ってしまった。
その数時間後だった。
“二人が狩人に捕まった”そんな知らせを聞いたのは。
mm「 gnmsさんとrir-さんが捕まったと聞きましたが …… ltさんとznkpsは大丈夫なんですか? 」
そうmmさんから告げられた 。
私はすぐに答えることは出来ず、代わりにznkpsが答えていた。
zn「 今日 ltちゃんねるが … gnmsとrir-ちゃんねるが騒いでて 、それを注意してて …
おもわず強く言っちゃってさ 、rir-ちゃんねるとgnmsさんが別の場所へ行ってしまって。 」
mm「そうですか…とにかく、二人とは別で、ltkpsの二人は無事なんですね?」
mmntはそう確認した後 、連絡が途切れた。
私はそれ以降mmntと離した記憶はない。
ただ罪悪感で話す気になれなかった 。
それが私の、今までの話。
つい最近、chkkcの二人が捕まったのは聞いたけど、そのときは考慮してなのか、rimrが来てくれていた。
mmntと話していない間に私の気持ちは、大きくなるばかり。
人外が自由じゃないからこそ、
mmntと話しにくくなっているというのもあるだろうし、それに…
私が果たした約束に、mmntが関与してくるからだろう。
私は今度こそ、立ち上がって 荒廃してしまった建物へ戻った。