ATTENTION
❀これは某実況者グループ様と某ハムスター系個人Vのお名前をお借りしたものですご本人様には一切関係ございません
❀ご本人様関係者様等にご迷惑の掛かる様な行為はお止め下さい
❀登場する実況者様の性格等は作者の捏造に捏造を重ねたものになっています
❀軍の知識はミジンコ以下ですので多少雑なところがあってもスルーしてください
❀作者は東北民です関西弁が非常にガバガバです (エセ関 西弁)
❀あくまで作者の自己満ノベルです
❀オリジナルの概念が登場しますが実際には存在しません あくまでフィクションです。
❀誹謗中傷や批判コメはやめましょう 作者が単純に悲しくなります
❀誤字脱字は友達、語彙力は帰ってきません。
#14ユウオウマイシン
ー自室
夕食後、いつもと変わらぬ食事を終えて、部屋に戻る。
[…..]
“今日、汀の姿した妖にあったよ”
“え!何それこわ!”
“うん、怖かった”
“大丈夫だった?”
“危なかったかも”
“えぇ…..”
しばらくすると、彼から電話がかかってくる
[しも〜]
「”しもりんちょ”」
[変わりは無い?]
「”うん、特にないよ”」
[そっか..よかった]
「”雅、元気ないね、なにあったの?”」
[……..]
[ちょっと、不甲斐なくて]
「”…うん、話してみて”」
[…あんたによく似た妖にあった時]
[…..何も出来なくてさ]
「”雅らしいね、誰か助けてくれたの?”」
[…うん、妖力使える方が、助けてくれて]
[でも…私はあくまで彼らを守るためにここに来たわけであって….]
[…罪悪感、って言うのかな]
「”そっか〜でも頑張ったからいいんじゃない?”」
「”人間だもん、自分と同じ人の形をしたものを、そう易々と傷つけられないよ”」
[…ありがと]
「”ううん、無理はしないで欲しいからね”」
[…話せてよかった、少し気が楽になったよ]
「”それならよかった、明日は参拝客が増える気がするから今日はもう寝るね!”」
[うん、わかったwおやすみ…]
「”おやすみ〜”」
彼のいつもと変わらない明るい声に、心が落ち着く、さっさと風呂に入って、今日はもう寝よう
[お風呂上がりましたよーっと…..]
[…ふー…..]
髪を乾かし終わったあと、速攻でベッドにダイブする
[うおぉ…さいこー…..]
溜まった疲れが解き放たれたように抜けていく、このまま寝るしかない…..
[……….]
“私には、これ以上どうにも..申し訳ない…”
“お母さんが守ってあげるからね、雅…”
“彼を救える人は、..誰も…….”
父が亡くなったあの日、あの時、私はまだ未熟だった
悪夢を思わせるあの日の出来事
今でも覚えている、妖に完全に乗っ取られた父の姿
まるで別人だった、化け物だった、空が、赤かった
…おと..う……
“雅!逃げるぞ!”
“雅..!…速く遠くへ!”
人間を襲い、全てを破壊し、この世の言語では無い何かを発していた、荒れ狂う嵐のように。
それがある時ぷつりと、操り人形の糸が切れたかのように、父は息を引き取った。
最後に話した言葉、なんだったっけ
“お前は最強になれる”
“…解”
“いつの日か…████に相対するものがこの地上に現れる…..”
“仇は…たのんだ…ぞ”
それからといい、私はこの16年間、父の命を奪った妖を探している。
名前は…確か…..
[っ…..は…..]
[はぁ…..夢..か…]
「..雅、大丈夫か?」
意識がハッとして、嫌な汗が滲む、ふと自分以外の声がしたと思い、横を見ると
[うわぁっ!だれっ…あっ…]
そこにはトントンさんが心配そうな顔で立っていた
「す、すまん!驚かせてもうたな…返事聞こえへんかったから…」
[あ…ごめん、トントンさんか…..]
「外で待っとるで、準備終わったら来てや」
[うん…ありがと]
「ほな」
ガチャ、パタン
これがマスターキーの力…..
準備をさっさと済ませ、部屋を出る
「おはよ」
[おはよ…]
「…魘されとったけど、なんか、悪夢でも見たん?」
[悪夢…っていうか、小さい時の…夢?みたいな]
[大した夢じゃないよ…..]
「…..大変やな」
[そんなことないよ、別に…魘されることなんてしょっちゅうだし…]
「大変やないか、寝起き悪いやろ」
[…慣れちゃった]
「そんなんじゃ体も十分に休まらへんで」
[…確かに]
「せやろ」
[うん…]
「いつも、一人で寝とるんか?」
[…神社には私しか住んでないからね]
「…一人暮らしか、すごいな」
[そうでも無いよ、私の同級生だいたい一人暮らしなんだ]
「最近の若い子達はえらい肝が座っとるんやなぁ…」
[w…そうかな]
「そうやでぇ」
〜食堂
[あ、ショッピさん、おはようございます]
「おはようございます 」
[あれから具合は大丈夫ですか?]
「お陰様で」
[それなら…良かったです]
「雅さんに刺されたところが1番痛み残ってますけどね」
[へっ…ごめんなさい]
「嘘です」
[えぇ…??]
「一緒に飯食いましょか?」
[食べましょ]
「いいっすよ、行きましょうか」
食事後、ショッピさんとしばらく話をしていた。
「今日は、誰祓うとかあるんすか?」
[いえ…決まった何かはありませんね、症状が出るまで待つんです]
「…時間がかかりそうっすね」
[かかりますよ〜]
[でも、あと4人…だったかな…]
「終わったら、すぐに帰られるんですか?」
[そうですね、他にも困ってる方々がいるでしょうし]
「…正義感強いっすね」
[そりゃそうですよ、祓い屋なんて、人口の1割くらいしかいないんですから]
「思ってたより少なかった…忙しそうですね」
[軍人さんよりはマシでしょうね]
「えぇそうですか?」
[少なくとも私は思いました]
「ベテランが言うなら間違いないか…」
[ベテランだなんてそんな…私はまだ…]
「聞きましたよ?グルッペンさんのこと守ったの」
[……….]
[釘刺しときゃ良かった…..っ]
「w手遅れですね、全部聞きました」
[う、生まれつきなだけです、天性です、だからどうしようもないんです]
「生まれつき察知能力と…視力がいいんですか」
[そういう家系なので…..]
「羨ましい限りっすね」
[…いいことは少なかったですけどね]
「そうなんですか?」
[気配を察知できたとて、体が間に合わない時なんていくらでもありましたからね]
「あぁ、なるほど」
[そうです、あと目がよすぎて見たくないのも見えたり]
「ここにも、なんかいるんすか?」
[何かがいたりはしませんが…黒い霧がうっすら張り巡ってる感じです、恐らくグルッペン様の影響でしょうね]
「へぇー…グルッペンさんってそんなやばいんですか」
[そうですね…なかなか強敵で]
[一緒にいるだけでも不快というか…..]
「あっおはようございます、珍しいっすねグルッペンさん」
[ヒッ…..]
「おはよう、朝から人の悪口か?雅殿」
[いいいいえ決してそのようなことは!!]
大股3歩、彼から距離を取り、思わず刀の柄に手をかける、全身の毛が逆立ち、皮膚がチクチクと痛む、お願いだから近づかないで…(泣)あと急に出てこないで…(泣)
「そんなに顔を顰めることないだろう…悲しいぞ」
[ごめんなさい!失礼します!]
勢いよく頭を下げ、とにかくその場から離れようと体を後ろへ後ろへと引っ張る、私に取り憑いている妖が逃げたがってるから。
「もう行ってしまうのか?」
パシッ
[うわっ]
突然強く腕を捕まれ、バランスを崩す、そのまま無理やり引き寄せられるように引っ張られる、グルッペン様の瞬発力、馬鹿みたいに高い。
挙句軽くホールドされて逃げられない
「私とも話をしないか?」
[あッ…ぁ…や、やめてください…]
いつの間にかショッピさんはいなくなったようで助けを求めることもできない
「…何をそんなに怯えている?」
[あっあなたに、取り憑いている…妖にですよ..]
[お願いだから離れてください…..]
「随分寂しいことを言うな、貴女は」
体が震える、脳が拒否反応を起こしている、速くここを離れなければ…
「しばらく一緒に…」
[…..咲耶]
私がそう呟くと、薔薇の棘がグルッペン様の腕に巻き付く、彼にこれが見えているのだろうか
「これは…..」
その棘が、グルッペン様の腕をどかしてくれる
[おいで咲耶]
そういうと、木花咲耶姫は私の脚へ帰っていく
[…..]
[では、あまり長居したくありませんので]
「やはりこの軍に…..」
[入りません]
彼から距離を取り、その場を後にする
〜屋外
幾分かグルッペン様の影響による黒い霧が晴れた所まで行き、少し寝転がる、あと4人…運が良ければ今日で終わるだろうか。
グルッペン様と思いっきり接触したせいか、私に取り憑いている妖が不機嫌そうに近くをうろうろする
[…咲耶…ほら..戻っておいで]
ふよ〜っと私の近くに来ると、目の前で正座してこちらを見つめる、撫でろ、と言わんばかりだ
[仕方ないな…..]
軽く頭を撫で、優しく抱きしめてあげると、嬉しそうにして、頭を撫で返してくれる。
[…ふふっ…]
[…..さて..そろそろお戻り]
そういうと、私の体に戻っていく
[……..]
なんだろう、この妙な静けさは
[ん…?]
あれ、ここは…さっきまで基地内にいたはずなのに
[..誰だ…]
バサッ
[…..!]
「雅ちゃん」
[オスマンさん?]
「よかった、名前覚えててくれたんだね」
[もちろん]
鳥の翼…
上級ランクA 神鳥 近くにいる人間に幻覚を見せる
「祓って、欲しいな?」
[えぇ、すぐに]
いつもの軍服ではなく、キリストの牧師のような服になっている、これも幻覚か
先ずは…
[初めに、翼を切らなければいけませんので]
「痛そう…」
[痛いですけど]
ザッザッ
[…我慢、できますよね?]
耳元でそう言えば、うん、と言って地面に座る、そのオスマンさんの前に同じように座り、右手で彼の手を取る。
[肩の力を抜いて、私の目を見てください]
「…..」
[深呼吸をして、頭の中を真っ白にするんです]
「すぅ….ふー…」
[上手です、そのままですよ]
スパッ
「あ゙ッ…」
[深呼吸、息を吸って、ゆっくり吐いて]
[私に集中してください]
背に根を張っている翼を切るというのは、手足を切るのとほとんど変わらないほどの痛みが伴うのだ。
「みやび..ちゃん…ッ…」
[私はここにいます]
彼の手を両手で強く握り込む、そろそろ祓っても大丈夫そうだな。
「…..ふーッ…ふーッ…..」
[目を合わせて、逸らさないで]
「はッ……」
[“此処にて命ずる、神よ我を導きたまえ”]
[“解”]
唱えた瞬間、痛みが消えたのか顔が途端に穏やかになり、そのまま意識を失った
「…..」
「すー…..すー…..」
[…..よし ]
[“会者定離”]
[成仏してください]
辺りを見渡すと、基地に戻っていて、冷たい風が静かに吹いていた、オスマンさんの服も、いつもの軍服に戻っていた
[中に戻るか…]
[…オスマンさん、大丈夫ですか]
「…..ん、あ、雅ちゃん…ありがとう」
[いえ、これが仕事ですので]
[外は寒いですし、中に入りましょう]
「そうめぅね〜」
〜エントランス
「そうだ、これから一緒にお茶会しない?」
「ひとらんと、エミさん来るんだけど」
[…申し訳ない、祓い終わってない3人がいつ暴走するか分からない状況なので…ごめんなさい]
「たしかに…残りはあと誰めう? 」
[東洋出身の2人と、グルッペン様です]
「うん…ボス戦って感じ」
[…冗談抜きでそうなんですよ…..]
「3人は強いめぅ?グルッペンはなんとなく分かるけど」
[東洋というのは妖が出現した初めての国ですから、それに日本出身ともなれば、かなり]
「なるほど、それじゃあわかった、今のうちにゆっくり休んどくんだよ」
[そうします、それでは失礼します]
「はーい」
[…..最終決戦、か]
[この異様な静けさはそのせいか]
「勇往邁進」
恐れることなく、自分の目的に向かって前進すること。
To Be Continued
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