ATTENTION
❀これは某実況者グループ様と某ハムスター系個人Vのお名前をお借りしたものですご本人様には一切関係ございません
❀ご本人様関係者様等にご迷惑の掛かる様な行為はお止め下さい
❀登場する実況者様の性格等は作者の捏造に捏造を重ねたものになっています
❀軍の知識はミジンコ以下ですので多少雑なところがあってもスルーしてください
❀作者は東北民です関西弁が非常にガバガバです (エセ関 西弁)
❀あくまで作者の自己満ノベルです
❀オリジナルの概念が登場しますが実際には存在しません あくまでフィクションです。
❀誹謗中傷や批判コメはやめましょう 作者が単純に悲しくなります
❀誤字脱字は友達、語彙力は帰ってきません。
#15 テンシンランマン
〜エントランス
[…..どうしよかな ]
「お!暇なん?」
[シャオロンさん!]
「暇なん?一緒にゲームせん?」
[あー…ゲーム…]
「なん、ゲーム苦手なん?」
[そーゆーわけじゃないんだけど…]
「ならやろやっ」
[…誘ってもらえたのはうれしいんだけど、まだ祓い終わってない3人がいつ暴れるかわかんない…じゃん?]
「…確かに、せやな!ほなまた今度、暇になったらやろーぜ」
[うん、いいよ]
「よっしゃー」
「じゃ、ほな」
[うん、また]
そう言って手を振り、別々に歩き出す
[…さて、]
[…..着替えてみるか]
〜自室
ここに来る日の前日、念の為にと思って持ってきていた巫女服、この服は生地が特殊で、妖が寄ってきやすい。
[どのくらい…..効果があるかな]
基本戦闘には向かないが、御幣と御札の力が更に増す。
着付けを済ませ、部屋から出る
〜廊下
ひとらんは今茶会中か…..こちらに来てから1度も妖が出てきていないとなると、流石にそろそろの筈だが…..どうだか。
[…まずは外か]
〜屋外
広場には特に誰もいない、妖はいっぱいいるけど
[“解”]
一帯の妖を祓い、広場の真ん中に向かう、静かな広場には、布のこすれる音と、靴に着いている鈴の音だけが小さく鳴る
[…..]
広場の中心につき、瞑想する。
地から足を離し、右足を左足の膝上に乗せる、所謂半跏踏下というもの、本来であれば何かしら台に座って行うものだが、妖が支えてくれるため浮けば済む。
瞼を軽く伏せ、頭を空にする
[…..]
呼吸を安定させ、心拍数を一定に保つ
脈が一定に達した頃には、周囲の虫の鳴き声や、鳥の羽ばたく音に、動物の動く音が聞こえてくる、自然の神秘、大地の歌が鮮明に。
ドクン…..
[…..]
心拍が乱れ、意識が一気に現実へと引っ張られる
誰か来た。
顔を上げ、何者かを視界に捉える。
[やぁ、その姿で会うのは初めてだね]
地に足をつけ、地面を踏みしめる
[ひとらん]
「……..」
上級ランクA 復讐鬼 受けた悪事で力が増加する
「雅、貴様から受けた悪事は1つもない」
普段白の軍服とバツ印のマスクが、黒く変化していた。
「今のうちに祓ってくれ」
[いいよ、その前に浄化しなきゃ]
「…..うむ」
[“明鏡止水”]
「…..」
「….温かいな」
[でしょ]
「…..あぁ、」
[心が穏やかな相手に使えば、痛みは無い、久々だよ本来の意味で使ったのは]
「…そうか」
[うん、よし、準備は整ったから、祓うよ]
「……….」
[何か言い残すことは無い?]
「無い」
[なら良かった]
[“解”]
「……….」
意識が飛び、倒れそうになる体を支え、地面に寝かせる
[“会者定離”]
[…..]
「………」
黒くなった軍服は元に戻らず、黒に染ったままで、静かに開かれたまぶたから覗いた彼の目は、まるであの日の空のようだった。
「1戦、申し込む」
その言葉が合図かのように彼は立ち上がり刀を構える。
上級ランクS+ 鬼神 復讐鬼に取り憑かれると必ず着いてくる妖
空に手をかざし光を集め、刀を生み出す
[受けて立つよ]
「あぁ」
[……….]
彼の癖は知っている
[…..では、]
[始め]
ダッ
1度距離を取り、相手の間合いを図る
私は逆だが
「…..」
キンッ
[……….随分、弱い]
横腹ががら空きである
ドスッ
「カハッ…..」
すかさず蹴りを入れ、怯ませる
「ケホッケホッ」
「…刀の真剣勝負に、それはどうなんだ…ッ?」
[いや、そんなの関係ないね]
[真剣勝負なんだから]
ダッ
[“一閃”]
スパッ
「ッ..刀身が…」
彼の刀の刀身を切ってしまったが、どうだ、続けるのだろうか
[…..]
刀身が、赤い…
「…..まだ、足掻くぞ」
今、彼の手の力はどれほど強いのだろうか、どんな思いが込められているのだろうか。
キンッ
「神の力、舐めるなよ」
スタッ…..
武神達の力は信仰者の減少により年々衰えているが、それを神々は知らない、…古の神だからな
[あぁ、知ってる]
タッ…
キンッキンッ
火花がバチバチと散り、ぶつかり合う衝撃が体に響く
[…..早く決着つけよ]
「決着は急ぐものでは無いぞ」
[私はせっかちだからね…..]
ダッ…
強く地面を蹴り、砂が舞う
[いつか]
「…..!」
[またこうして手合せできたらいいね、鬼神]
[“鏡花一閃”]
「…..」
「っ…最近の者は…..はぁ…」
パタッ
[“解”]
[“会者定離”]
[….. 成仏してください]
[……]
「ん…..あれ…」
「ここは…..」
[おはよう、ひとらん]
「あれっ雅..様…」
[具合はどう?痛いところは無い?]
「少し痛いくらい…ですけど、…なんでここに… 」
[妖に操られてたのー]
「妖に….ありがとうございます」
[うん、傷あるから早めに医務室行ってね]
「はい…わかり..ました、ありがとうございます」
[いいのよー]
彼はまだ少し困惑した様子で、広場を後にする。
[ふー、…ッ…ケホッケホッ…]
[グルッペン様に近づかれたのが運の尽きだな…..]
しばらくその場にしゃがみこみ、少し咳き込む、上手く手足が動かなくなってきた、嫌な音、耳鳴り…
[黒い…]
顔を上げれば、基地から漆黒の霧が立ち込めている、霧がかって、まるで基地全体を覆おうとしているようだ。
[…..なわけ]
〜エントランス
[………]
「あっ、雅様さっきはありがとうございました」
[怪我は大丈夫?]
「はい、お陰様で…」
「その服、持ってきてたんですね?」
[うん、一応ねそれに結構気に入ってるし]
「ふふ…なるほど、よく似合ってますよ」
[ありがと]
[ひとらん、君妖2匹に憑かれてたから、今日明日は安静にしててね]
「わかりました」
[じゃあ私は一旦部屋に戻ろうかな…]
「そうしてください」
[うん、そうする]
〜自室
部屋に入り、速攻でカーテンと窓を開け、瞑想する
[すー…..ふー…..]
心を落ち着かせて、心拍数を、一定に…
[…..はぁ]
…..瞑想はやはり1日に何度もするものでは無いな
カーテンと窓を閉めて、ベッドに座る
正直、ここの基地にいることすら苦痛になってきている、常に皮膚がビリビリと痛み、息苦しい、慣れてしまっているからどうってことないのだが、悪夢も毎日見ていた。早く根源を取り除かなくては
[それよりも…..ロボロは]
ガタッ
「ロボロなら監視室で辛そうにしとったで」
[あっ、ゾムさん…]
「適応早いな…」
[辛そうにしてた…..他の方はいましたか?]
「…..他の人…わからん、覚えてない」
[…..なるほど、ありがとうございます]
[見てみますね、監視室まで案内して貰えませんか?]
「ええよ」
スタッ
「行こか」
〜監視室付近、廊下
「もう少しで着くで〜」
[…..]
もう少しで着く、その言葉を聞いたと同時に足が止まる、止めたわけじゃない、止まった。
「どした雅?」
[…いえ、とんでもないものが、いるなと思って]
「…そうなん?」
[…..監視室はあそこの扉ですよね、案内してくださりありがとうございました]
「おう」
[なるべく、離れててくださいね]
「わかったわ…」
[……….]
〜監視室
扉を勢いよく開け、刀を片手に中に入る
[……….]
「…みやび..さま」
中に入るとそこは、初めて来た時とまるで景色が違かった、幻覚か、はたまた本当に室内が変わっているのか、私には見分けがつかない。
「…..やっと、きてくれましたね…」
[…天..神]
上級ランクSS+ 天神 現世や世界を支配、管理する神
[なんてものを…..]
彼の天という雑面の文字の上に、重なって神という漢字が書かれている、雑面の上の文字はふたつが重なり黒く見えにくい。
「…いしきがあるうちに、はらっていただけませんか?」
[…あぁ…そうしたいな]
[できたら…よかったんだけどな…..]
「…..そうですよね」
「…..おれ、すこしねますね」
[あぁ、あとは任せてくれ]
「おれも…がんばります」
[頼むよ]
「……….」
彼が静かに息を立て、眠り始めた刹那
「…貴女が、如月雅」
[お初お目にかかります、天神様]
「我のことを、祓いにきたのだろう?」
[…左様でございます]
「….この体、少し気に入ってしまってね」
「何か、別の器があれば私にも未練はないのだけれど」
[別の器…]
「そうだな…この子みたいに、強くて、仲間思いで、正義感に溢れている子…」
[…..強くて仲間思い…正義感に溢れている…..]
「……….」
「んー…、貴女も該当するな」
[えっ?]
「少し過去を見させてもらったのだけれど…」
「かなりの力を持っているようだな、それももう祓い屋では世界一を誇れるほどの」
「それにとても仲間思い、大切な人のために自分の体を張れるのは素晴らしい」
「あとは、とても正義感に満ちている、これは見なくてもわかる」
[…光栄です]
「しかも、あなたに取り付いている神の中に咲耶がいるな、それにとんでもない大物も」
[……….]
「とても気に入った」
「次の移り先は貴女にしようか」
[私で、よろしいのですか?]
「あぁ、勿論」
[私は戦うことが頻繁にあります、それでも、力を貸してくださいますか ]
「貴女の正義のためなら、いくらでも貸そう」
[感謝極まりない、いつでも、準備はできています]
「では、失礼する、右腕が空いているな」
[……….]
一瞬の煌めき、ハッとして右腕を見ると、そこには天神の文字を崩した紋様が書かれていた。
[…..体が軽いな]
[“会者定離”]
[…幸福あらんことを]
「……….」
「うわぁああぁっっ!!」
ガタッと椅子から立ち上がり、悲鳴をあげる
[わぁあっ!?]
「はぁっ…はぁっ…..」
「あっごめんなさい…」
[だ、大丈夫]
[何かあった?]
「いや…なんか、雅様の体に…..」
「入ってく…夢を」
[そこまで悲鳴をあげること…?]
「なんというか…なんか怖かったんです….!!」
[…そういえば、鬱さん達はどこにやったの?]
「えーっと…..どこだっけ…..」
「あれ、どこにやったんだっけ」
[え?]
「い、いや思い出しますよぉ、すぐに」
[うん…]
「うーん…..うーーーーん…」
「・・・。」
「無双浄土の….どこかです…..」
[はぁ…転送させた場所くらい覚えときなよ…]
[“原点回帰”]
「どぅわああぁあああ」
ざわ、ざわ
[あーうるさい…天神様のせいじゃ??]
“なんの事だか”
[ちょっとぉ]
「あれっここ…監視室やん…」
「はっ雅ちゃん!!」
[何があったかは鬱さん代表して話しますんで、皆さんは引き続き業務をどうぞ]
ワタワタザワザワしながらも何とか仕事に戻ったようで、少しづつ監視室は静かになっていく。
[鬱さんとロボロはこっちに来てください]
〜廊下
[__要するに、ロボロに取り憑いていた妖が、支配系の神なので、皆さんを無双浄土という場所に放り込んでしまったということです、無双浄土では何にも会いませんでしたか?]
「会わへんかった…な、なんかもうよう分からへんな」
[理解されなくて結構です、この辺のことは私もあまり詳しくは無いので…]
「まじか…」
[体の方は大丈夫そうなのでお仕事、頑張ってくださいね]
「頑張るわ!!ありがとうな!!」
[ロボロはこっち]
「は、はい」
[目見るよ]
[壁によりかかって、雑面とって]
片手で彼の前髪上げて目を見る、みるみるうちに顔が赤くなっていくのがわかるが、そんなこと気にしない
「…..」
[…うん、何もいない]
[おっけー、じゃあお仕事戻っていいよ]
「僕には安静期間はないんですか…..」
[んー…無くてもいいかなって、終わり方だったから]
[体には異常ないでしょ?]
「…びっくりするくらいには何も無いです」
[それならいいね、はい、お仕事頑張ってねロボロくん]
「頑張ります!!!」
[はーい]
[…..]
[…あとは]
「天真爛漫」
純真そのもので、思う通りに振る舞うこと。
To Be Continued
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