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kyu side
ひとり
公園のブランコで揺られている
もう夕方
ここを通ってないってことは
まだみんな帰ってない
ゲーム実況部のみんなは優しい
だから自分を大切にしない
今日tkと喧嘩した
tkが頑張りすぎるから
tkがふらついてた
だから
“大丈夫?保健室行った方がいいんじゃない?”
って言った
そしたら
“大丈夫、俺が休んだらメンバーが迷惑だろ”
って言った
だから
“倒れる方が迷惑だから無理しないで!”
って言ったら
“無理はしてない、kyuも自分のやるべきことやったら?”
って言われちゃった
“でも!”大丈夫だって、それに、kyu心配されるほどやわな体じゃねぇし” “
なんて言われちゃって
僕、悲しくなって
“もういい!どーでもいい!こっちは心配してるのに!”
って言って飛び出してきちゃった
部室には僕とtkしかいなかった
多分tkはみんなに事情を話したと思う
そして僕を探したと思う
僕は見かけてないから分からないけど
帰ろうにも鞄を部室に置いてきたから帰れない
かと言って部室に行くのも気まずい
だから
どうしようかなって思ってる
今回ばかりは僕は悪くないと思う
でも、ムキになって飛び出したのは
悪かったかなとは思ってる
おかげで今帰れなくなってるわけだし
どーしよーかなぁ
「kyu」
声がした
振り返ると部長が立っていた
「hrさん、、」
hrさんは何も言わず隣のブランコに座った
kyu
「、、僕、tkと喧嘩しちゃった」
hr
「うん」
kyu
「tkが自分のこと大切にしないから
どーでもいいって言って
飛び出してきちゃった」
hr
「そっか、、」
hrさんは僕の話を聞いてるだけで
口出しはしなかった
それは今の僕にとっての救いだった
kyu
「僕はtkに自分のことも考えて
体調が悪いんだったら休んで欲しかった」
kyu
「無理しないで欲しかったのに
聞いてくれなかった」
kyu
「僕も悪かったかもしれないけど、、」
hr
「、、kyuはさ
人のことよく見てるし、優しいよな」
hr
「それは誰にでもで、自分もよく見てるだろ?」
hr
「tkもさ優しいし、人のことは見てるんだよ
でも、あいつは不器用だから自分のことは
気づけないんだよな」
hr
「仮に、今日みたいに人に言われても
迷惑とか足でまといとかにならないために
自衛として”大丈夫”って言うんじゃないかな」
hr
「だから、もう一回、tkと話そう?」
kyu
「、、うん」
部室に戻るとみんなが心配して待っていた
km
「ほんま心配したからな〜」
yu
「ほんとにtkさんから話を聞いた時は
びっくりしましたよ」
su
「探してもいなかったんだもん」
ut
「まあ、hrがみつけて帰ってきてくれて
良かったよ」
hr
「部長ですからメンバーの居場所なんて
ちょちょいのちょいでわかちゃうんだよね〜」
ut
「みんなで探した時は見つかんなかったけどな」
kyu
「心配かけてごめんね」
tk
「kyu、、あの、、ごめん」
kyu
「僕も、きつく言いすぎて、ごめん」
tk
「kyuに言われて考えたんだよ」
tk
「俺は不器用だから
自分のことなんて分からないし
今日みたいに人を傷つけることがあると思う」
kyu
「うん」
tk
「そんときは、、また、教えて欲しい
次はちゃんと聞くからさ」
kyu
「うん、任せてよ」
kyu
「、、それと、僕もムキになってごめん」
tk
「kyuには感謝してるよ
ありがとう」
kyu
「!、、どういたしまして」
yu
「一件落着、、ですかね」
ut
「何はともあれ今日も仲が良くてよかったよ」
km
「もう夕暮やんか」
su
「今日は帰りません?」
yu
「そうですね」
hr
「とにかくメンバー全員!
具合悪かったら言うこと!
そして、自分”も”大切にすること!
いいね?」
kyu
「はーいw」
tk
「わかりましたー」
hr
「おい!」
kyu
「www」
tk
「、、w」
みんな、
ありがとう