smgt ➕gnki他メン
gt視点
やばいやばーい💦とか言いながら、俺ら6人はすっかり灰色になった街の中を走っている。
 急に大雨に降られてしまい、屋根を求めて走っているのだ。バカみたいに。全力疾走。
 gn「うげぇ…びっっっちゃびちゃだよ」
 yk「こんなに降ると思わんかった…」
 kn「何で誰も傘持ってない?」
 tr「6人全員走ってんのなんかおもろかったw」
 服を絞ったら水が出てくるくらいに濡れた俺たち。
 大人6人が都会の街で屋根に向かって走って行く。確かにこの状況は面白くて、笑い合いながら走った。
 sm「もー、まぁじで濡れたw俺持ってたからこれ使って」
 gt「お、サンキュー」
 笑いながらこんそめがタオルを差し出してくれた。一つしかないので、俺も軽く体を拭いて、他のみんなにも回していく。
 gn「俺そこで傘買って来たわ。3本しかなかったから、濡れるか相合傘でもしろ」
 yk「原人さんないすー!」
 gt「よくやった原人!」
 tr「え、いつの間に!?」
kn「やっと希望が見えた」
sm「げんぴょんもタオルいる?」
 gn「いるけどこれもびちゃびちゃだろ」
 周りをよく見れる原人が傘を買って来てくれたので、なんとか進めそうだ。帰りの段階で降ったのでまだよかった。
 sm「おーけー、じゃあもう行く?ぐちつぼ」
 gt「ん?」
 こんそめに名前を呼ばれたのでそちらを向くと、原人が買って来たビニール傘を一本持って、来い来いと手招きしている。
 ああ、そうか。相合傘…
 こいつがあまりにも普通な顔して誘うから、傘に入るしかないのが困る。
 gt「身長的にも俺が傘持たなきゃな」
 sm「うるせぇwほら、早く行くぞ」
 20cmも差があるので、同じ傘に入るのは難しいが、俺が少し屈む形で持って歩く。
 他の4人もそれぞれ同じようにして歩き出していて、苦戦していた俺らは最後尾になった。
 手こずっていたのは、俺とこいつの関係性にある。
 俺とこんそめはなんだか変な関係にある。
 俺はこんそめが好きだし、こんそめも俺のことが好き。
 想いは通じているのだが、正式に付き合ってるわけではない 。
前と関わり方はあまり変わらないが、一緒にいることが多くなっている気がする。
雨の音で、すぐ隣にいる相手の声も聞きづらいくらい。この狭い空間で、2人っきりの感じがどうもこそばゆい。
 というかかなり緊張というか、気まずいというか…いや、好きだから嬉しいんだけどね!
 sm「ぐちつぼ?」
 gt「うえぇ!?何!?」
 もんもんと考えていると、こんそめの話を聞き逃していたようで。彼がこちらの顔を覗き込んでいた。
 sm「なに?w驚きすぎじゃね?w」
 gt「うるせぇな…何の話だった?」
 sm「あー、いや別にいいよ、わりとどうでもいい話だったし。どこ見てんのかわからんし、反応ないのが怖かっただけ」
 gt「う、うん…」
 やばい。気を遣わせてしまった…?
にしてもびっくりしたな…至近距離で目があって思わずドキッとしてしまった…バレてないよな?
 すると、傘を持っている俺の右手に、こんそめの指が触れた。
 gt「っ!?…おい」
 添えるように手を重ねて来たそいつを軽く睨む。
 gt「…こんそめさーん?
 sm「んー?」
 ニヤニヤしながらこっちを見てくる。リアクションを楽しんでるんだな?
 gt「…一応あいつらいるし、外なんだけど」
 sm「何?2人っきりならいいんでしょ?」
 gt「…あ、いやー…そういうわけじゃ…」
 sm「顔紅いよ」
 gt「…」
 負けた。いや、急に触られてビビっただけだし。
 なんかさわさわしてくるから!こいつが!
 sm「…俺のこと、好きなんでしょ?」
 雨音で聞きづらかったが、ギリギリその言葉を受け取れた。
 gt「な、んだよ急に…」
 とっさに目を逸らしてしまう。
 sm「どうなの?」
 いつものようにハキハキとした、芯のある声で言われた。視界の端に、真剣な顔が見える。
 gt「……好き、だけど」
 sm「うん。だよね。…知ってた。」
 gt「ん?何だそれ…」
 こんそめの返答に気になってそっちを向くと、一瞬時が止まった。
 雨粒がはっきりと視認できた。
 こんそめの綺麗な顔が、瞼が、いつもより近かった。
 gt「…は……ぇ?」
 ゆっくりと顔が離れて行く。少しの間、コンマ数秒の間だけ理解しようとしなかった俺の脳が動き出した時、全てを理解した。
 gt「!は!?はぁ!?な、なん!?」
 sm「…んふふ。ごめん。確かめたかっただけ」
 イタズラっぽく笑って、スッキリした表情になった奴はこちらを見て、俺が持つ傘から手を出した。
 sm「もうあんま強くないね。一瞬だけだったなぁ」
 gt「…」
 言いたいことはたくさんあるが、何も口から出ない。
 sm「おーい、何してんだー」
 唇をふにふに触られて正気に戻った。
 gt「…お前〜〜!!」
 
 
tr視点
tr「ねぇ原人さん、やっぱあの2人怪しくない?」
 gn「あれもう確定だろ!」
 いろいろあって、俺と原人さん。かねごんと焼きパン。そしてぐちさんとそめさんのペアで別れて同じ傘に入っている。
 だる絡みしてるかねごんと、されてる焼きパンはどうかはしらないが、
 俺たち2人はずっと前から勘づいている。
 今もチラチラ様子を伺いながら歩いてたけど、そめさんからくっつきに行ってるし、ぐちさんタジタジだし、絶対あれは…
 tr「…ん!?今チューした…?」
 gn「えぇっ!ガチ!?」
 tr「ちょっと原人さん!気づかれちゃうって!」
 進展めっちゃ遅いのがちょっと退屈だけど、 見守ってあげてる。
 
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こんな感じで終わりです。そめ左のリクエストありがとうございます😊
推しは絶対右固定人間なんですが、そめは左も多少いけます。
ベストCPはぐちそめです
 ありがとうございました‼️
コメント
8件
いやぁあああかわいいいいーーーー死ぬぅ!!!! あ、コメント遅れてすみません。 ええ可愛い可愛すぎる、うん…… 小説も上手くて絵も上手くて…いいなぁ、大尊敬だなぁ… smさんイケメンすぎる︎︎👍︎︎👍︎︎👍 てか最後のtrちゃんかわよ

あ、やばいほんとにありがとうございます やっばい、、、( ◜ཫ◝)ヴッ
ほんとに好きです…😭😭😭もう一生悶えてました😩smgt大好き人間です✋✋不可思議さんの描くそめさんイケメンすぎてしんどい🤩🤩🤩🤩