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『 あ、相澤センセー。 』
雄英高校の入学式が終わり、新入生が帰宅した後の職員室に一人の女子生徒がある先生に声を掛けた。
「 狼火か。どうした? 」
その先生というのは1年A組担任の相澤消太、ヒーロー名はイレイザーヘッドだ。
『 今年は除籍しなかったんすね。あ、センセーのクラスに爆豪っています? 』
女子生徒の名前は狼火慧。
昨年相澤の教え子だった2年A組の生徒である。
「 まぁな。爆豪勝己のことか? 」
『 あ、そうっす。 』
「 お前が後輩の名前を知ってるとはな。知り合いか? 」
相澤は表情こそ変えやしないが、一目置いてある狼火から自分の担当しているクラスの生徒名を出されたことに心底驚いた。
『 中学の後輩っすね。あとこれプリントです。 』
「 ん。先輩のお前から爆豪の凶暴っぷり止めてくれないか。アイツを止めるのは時間の無駄だ。 」
相澤はその言葉を口に出す。
すると狼火は吊り目を見開き驚いたという表情をしてこう言う。
『 え、バクゴーって凶暴なんすか? 』
「 そうだよ。名前覚えてる後輩の性格ぐらい知ってるだろ。 」
『 あー……、あたしの知ってるバクゴーじゃないっすね、それ。 』
「 何が違う? 」
『 性格っすよ性格。だってアイツ忠犬っぽくないすか? 』
「 は? 」