テラーノベル
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誰しもが、秘密をもっている。
ちょっとした嘘や、思い。
実はこの時、威張るために嘘をついた。
本当はこう思っているけど、言わない。
こんな些細な秘密もある。
だけど、とても大きなことだが、言い出せない人もいる。
それを、皆は気付かない。
ついた嘘や、思っていることすら見抜けないから。
相手から「すごく尊敬してる」といわれたら、
最初は褒めてもらえて嬉しいと思うだろう。
言われてすぐに疑ったり、嘘だ、とは言わないだろう。
本心を見抜こうとしない。
だから、人はこの子は大丈夫、と思うのだ。
おんりー視点🍌
少しずれている体内時計で、朝早く起きる。
今日は撮影が一本だが、朝早い。
重たい背中をもちあげ、なんとか起き上がる。
同様、重い目蓋をもちあげ、時計を覗くと、
俺の体内時計は結構ずれていることがわかった。
そんなに時間はないが、階段をゆっくりと降り、
身支度を進める。
準備が終わり、
再び二階に向かった。
パソコンの電源を入れ、ディスコードに入る。
だが、誰の声も聞こえない。
どうやら一番だったらしい。
暇を潰していると、一人やって来た。
「おはよ!おんりー、速いね!」
そういって入ってきたのはドズルさん。
そのあとも次々とやって来て、
もちろん、最後に来たのはぼんさん。
俺がそう思っているように、
皆も俺が一番、と思っているらしい。
スタッフの掛け声と共に、撮影が始まった。
エンドラ討伐を進めていく。
だが、俺にとっては命懸け。
皆、どうせそのうち飽きるかも知れない。
今までずっとそうだったんだ。
俺は理由も分からず飽きられる。
全員から。お母さんにも。
結局は一人ボッチになる。
そして新しい友達が出来ても、どうせ。
だから、努力する。
嫌われないように、捨てられないように。
そんなことを考えていると、ミスをしてしまった。
一度してしまったからには、もう
なかったことには出来ない。
皆は励ましてくれる。
「ドンマイ!」 「そんなときもある!」
こういって。
だが、俺にとっては攻められている気持ち。
そんなこと言いながらも、皆飽きていく。
使えねえなって。
撮影が終わった。
あれから大きなミスはしなかったが、
小さなミスや、気付かないところで
ミスをしていた。
後で全て練習しなければ。
終わったあとは練習。
ミスをしないように。
とにかく練習。
見捨てられないように。
ずっと練習。
飽きられないように。
練習練習、練習練習練習練習
そんなことをしているうちに、
スマホにバイブが流れると共に、チロリン、と音が流れた。
スマホを開くと、グループラインからだ。
ドズルさんから、
「もう撮影だよ!」
と、来ている。
そう、いつの間にか日付を越していた。
俺は急いでディスコードに入る。
「遅れてすいません、!」
そういっただけなのに、心配をされた。
ドズルさんがいった。
「おんりー、声大丈夫!?」
そのあとに、心配の声が流れた。
自分の声を聞き直すと、すごく枯れていた。
皆が次々に言う。
「俺たちで撮影は済ませておくよ、!」
「おんりーは休んでて、!」
休んでて…その言葉は、何度も言われた。
お前は要らないから、どっかでも休んどけって意味。
俺たちで撮影は済ませておく…は、
お前は要らないから、って意味。
結局は、俺はいらない。
理由も分からず捨てられるだけの、存在。
…やだよ、なんも努力を知らないくせに。
ずっと、頑張ったのにな。
すると、いつの間にか声を荒げていた。
「ッ、はぁ、っ かひゅ、」
皆びっくりしていた。
呼吸を整えたかったが、疲労がドッと来た。
俺は、意識を失った。
もう良いや。これで。
俺を求める人なんて、どこにもいない。
視聴者だって、皆飽きてるんだろうな。
目が覚めると、病院。
どうして、?と疑問を浮かべていると、
呼ぶ声が聞こえた。
「おんりー、!起きたのか!」
おおはらmenだった。
すぐに医者を呼んで、皆も来た。
俺は、すぐに医者を退院はできるらしい。
あと、いつの間にか2日も寝ていた。
…これは、もうだめだな。
そう思った。
だけど、皆は違った。そのあとも、普通に心配してくれた。
復帰も簡単にさせてくれた。
なんて優しいのだろうか。
そして、しばらくたった頃、ようやく聞かれた。
聞いてきたのは、ドズルさん。
「おんりー、あのさ、嫌だったらいいんだけど、
この前の、教えれるところだけでも、教えてほしいな~って。」
もちろん、俺は、すぐに答えた。
「いいですよ」
皆の顔が少し明るくなった。
それだから俺は全て話した。
…過去も、今も、理由も、全て。
皆は、泣きながらしゃべる
俺の話を、全部聞いてくれた。
話終わったあと、皆は俺に抱きついてきた。
その瞬間、俺は我慢できなくなって、泣いた。
「「「「もう、無理しないでね。」」」」
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