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上原咲楽(ウエハラ サクラ):18歳:今回の主人公。”笑顔が一番”が合言葉の黄色役。愛称は咲(さく)ちゃん。
10歳で憧れであったアイドルの世界に入り、モーニングプロダクションという、言ってしまえばジャニーズの女性版、通称モープロに当時最年少で所属。周りは1~3年、速い人で半年くらいでデビューしている方がいる中、私は入って5年という月日を得て、15歳という遅咲きで『rainbow』のグループでメジャーデビュー。そこから時折メディアに取り上げたり、実際にレギュラー番組の生放送で歌ったりと徐々に知名度が上がり、デビュー3年目にして一躍人気となった。
ここに至るまで丸8年という社会人からすれば中堅に位置する場で掛かっていて、言ってしまえば苦労人の1人でもある。
表側から見れば誰もが憧れるアイドルに入り、デビューも決めて更には人気となる。トントン拍子で芸能人生を謳歌している様に見える。所が、ここに至るまでは並々ならぬ努力も比例している。当然の如く、アイドルという殻を外せば普通の女子高生。単位を取る為に月に何度か学校にも通っている。そこは所謂一般の高校生が居て、恋人の話や、その流れでエロい話とかもする様な年頃。私自身も興味はある。まぁ10歳からこの世界に入ってるので彼氏なんて出来た事ないし、そもそもアイドル界隈ではご法度な事だし、アイドル=清純派というイメージも崩す訳にはいかないので、表では「そんな下品な言葉は知らないぞ」感を出さないといけない。
いつからか、このアイドルという名の現実に生き辛さを感じていた。そんな中、1人の男性ファンとの出会いから運命が動き出す。