I × L
【 声 】
むぬ様のコンテストに参加させていただきます .
サブ垢から失礼します
・本作品にはBL要素が含まれます. 純粋様や地雷様は視聴を控える事を推奨します.
・R18要素が含まれます。
・Rに入った途端副音声が少なくなります。( 主がRの時に副音声を付けるのがあまり得意でないためです。)
・本作品に対する批判は一切受け付けません。
・ご本人様には全く関係はありません .
🤪side
5「…おやすみ 、」
隣に居る彼女に一言伝え目を閉じる。 ふかふかとした枕に顔を埋めながら深い呼吸を繰り返す。
時刻は夜の10時半過ぎ 。仕事から帰ってきて約数十分と言った頃だ。 疲れている日は普段よりも行動が早いのだろう。やるべき事をやって寝室に来た。
視線を感じ目が覚める。後ろをそっと振り返るとこちらを見ている彼女 。
5「…りうら、… ? 寝ないん 、… ?」
1「…、… (見」
5「…、⸝ ?」
1「…」
視線を向け続けられ少し緊張してしまう。俺の彼女は人と話すのがあまり好きでは無い。いや、得意では無いの方が近いかもしれない 。どうやら自身の声が気に入らないらしく発するのが怖いらしい。俺は彼氏なので()数回ほど聞いたことがある。
…ええ声なのに 。
5「…も、…なーに、… ⸝?笑」
1「…っ、…⸝⸝」
一瞬顔を埋めたと思ったら背中に抱きついてきた。と同時に俺も彼女の方を完全に向く。
5「んわッ、… どしたん、… ⸝ 笑」
1「…、、、⸝⸝⸝⸝⸝⸝(怒」
5「あー、… さっき甘えられてなかったからか、… ⸝ ?」
1「…っ、⸝⸝⸝⸝⸝⸝(頷」
5「…ふふ、っ… ごめんごめん、… ⸝(抱」
「疲れてたんよ、… ⸝ 笑」
1「…っふん、……、、⸝⸝⸝⸝(怒」
胸のところにあった頭をすりすりと撫でる。俺の体にすっぽりと収まるサイズの彼女。いい意味でちっちゃくて可愛い。
1「…っ、…⸝⸝ 」
5「…ん、…? なに、」
突然顔を上げ目を合わせてくる。その頬は暗闇でもわかるくらいに紅く染まっていた。
1「… 、⸝⸝⸝⸝⸝⸝?」
5「ッ…~、… ⸝ 」
唇に手を添え上目遣いでこちらを見てくる。まるで誘っているかのように。当然答えないはずもなく頬に手を添え口付けを交わす。
1「ん、っ… 、⸝⸝」
5「…ッ、… ほんま…かわい、…んむっ、…」
1「んんっ~、… ⸝ …~、…⸝⸝⸝⸝♡」
軽く声を漏らす彼女。普段聞けないからか余計に興奮してしまう。
5「…っは、… んむ…」
1「っふ、… ♡ んんぅ゛… ⸝⸝♡、」
5「ん、… べろ…出して、っ、… ?」
1「っ、…んべ、… ゛、⸝⸝」
5「はむ、… ん、… ちゅぅ……」
1「…ん~ん、゛… ♡ … ぁう、… んむ、っ、♡⸝⸝⸝⸝」
舌を絡めると分かりやすく反応する。頑張って舌を絡めている所 声を抑えようとしてる所 、全てが愛おしい。横になっている為りうらの唾液が自分の唾液と混ざって内頬を伝っていく。
5「…っ゛ちゅ… 」
1「、ッ… ん゛~っ、… ♡ んま゛… っ、♡⸝⸝⸝⸝ (叩」
胸を叩かれ意識を取り戻す 。口を離すと2人を繋ぐ銀色が光っている。
1「っ、゛げほげほ、…っ、… げほ、… ⸝⸝⸝⸝」
5「んぇ、…ッ、大丈夫、っ、…!?」
1「っん゛、… 、⸝⸝⸝⸝ (頷」
5「…ん、…ちょ、 起き上がって…、?」
1「…けほっ、⸝⸝⸝⸝…、(起」
5「…眠気なくなってもうたわ、…俺、…笑 (撫」
優しく背中を撫でてあげる。
1「…、…ッ、…も、⸝⸝⸝⸝⸝⸝」
5「りうらも、? …同じなん、笑」
1「…⸝⸝⸝⸝(頷」
同じ、という言葉に過度に喜ぶりうら。なにか意味でもあるのだろうか。
5「電気つける、…?」
1「…、(振」
首を横に振るりうら。振ると同時に赤髪がさらさらと揺れる。
5「…ね、… 俺さ、… 」
言いかけた言葉を飲み込む。
1「…ぁ、… っ…の、… ⸝⸝⸝⸝」
…りうらが何かを話そうとしてる。りうらの手を強く握り話してくれるのをゆっくり待つ。
5「…ん、… ゆっくりでええで、… 」
1「…ぁ、… あ、… ッ、… ね、…⸝⸝⸝⸝ ?」
「り、… ッ…ら、… まろ…っ、… ほ…ほ、っし、… ぃ、⸝⸝⸝⸝⸝⸝⸝⸝⸝⸝」
顔を下に向けてしまう。目に入った肩は少し震えている。
5「…そんなん言わなくても分かっとるよ、…笑(倒」
1「…ん、… っ、⸝⸝⸝⸝⸝⸝(ビクッ…」
震えていた肩を優しく掴みそっと押し倒す。
5「わざわざ話してくれてありがとな、」
1「…、⸝⸝⸝⸝ 」
少しはだけた服に手をかける。服から除く白い肌は細く見ているだけでも心配になる。
1「…ん、…っ、… ⸝⸝」
5「顔…こっち向けて、…」
普段はポンパドールをしているりうら。目にかかった長い赤髪が邪魔に感じた為横に避ける。
1「…っ、…⸝⸝⸝⸝」
こっちの方が顔が良く見える。俺を見つめる目は少し揺らいでいて薄いハートが浮かんでいる。
5「…ちゅ、…ッ… ちゅく、…」
1「ん゛ん、… っ、…♡ … ふ、ッ、… ぁ、…む、⸝⸝⸝⸝⸝♡」
5「…ん、ー、… はむ、… 」
1「ぁう゛、… ♡ …んふ゛…ッ、… ♡ …ま、…ろぉ゛、っ…んむ゛、… ⸝⸝⸝⸝⸝⸝♡」
甘い、けど少し激しめなキス。距離が近づく度部屋に響く淫らな水音。快楽に溺れていくりうらのその顔、その声 は俺だけしか見れないもの。
他の奴らになんか …見せる気は無い。
🐤side
玄関からベルの音が鳴る。聞こえてくる足音はどこか重そう。
5「…ただいま、…」
1「…っ、… ⸝ ! (抱」
スーツ姿のまろに思いっきり抱きつく。りうらよりも遥かに大きい体は全く動じない。
5「ぉわ、… りうら、… 笑」
優しく微笑む彼は何だか疲れ切っている様子。
1「っ、…___」
5「…ちょ、俺、… 風呂入ってくるな、… (離」
1「…ぁ、…っ、… 、」
抱きついたりうらを引き剥がして風呂に向かってしまったまろ。よっぽど疲れていたのだろうか。
…別に引き剥がさなくたっていいじゃん、…。
1「…、(怒 」
静かな部屋にただ1人ぼーっと立つ。隣の部屋からはシャワーの音がする。
1「…っ、… はぁ、… (怒」
珍しく声を発してみる。意外と楽で心が軽くなる感覚がした。
5「…ご馳走様でした 、」
お皿を持ちキッチンに向かう彼。
風呂から上がったと思ったら あっという間に夜ご飯を食べてしまった。
1「…」
こいつ…りうらが怒ってることに気がついてないのか、、?
手を止め視線を与え続ける。
5「… 」
全く気付かず皿を洗っている様子。
1「…っ、…」
相手の考えている事が分からない。まろはりうらの考えていることを一発で当ててくれる。が りうらは真反対。まろが話してくれるから読み取る必要が無い。
こういう時に役に立つのに、、、
1人で俯きうーん、うーん、と考え続ける。流石に気付いたのか前の方から足音がする。
5「りうら、…?」
「…どしたん、?」
1「っ、… 」
なんでもない 、とでも言うように首を横に振る。
5「…なんかあるならすぐ…な、?」
1「…」
お前だよ。帰ってきたら甘えるのが約束だろ 。
なんて 、心の中で思ってみる。
5「…あ、食べ終わったん、…?」
「お皿一緒に洗っとくで、…? 笑」
1「…、、⸝⸝⸝⸝ 、ペコリ…」
ちょっとした気遣いが出来てしまう彼。こういうことをされると少し許したくなってしまう。
…後で甘えるんだから 、… ⸝⸝
そう心に誓いまろの傍に向かった。
🤪side
腰を抑え上に押し込むと分かりやすく喘ぐ彼女。
所謂対面座位。距離が近いせいかりうらの息が定期的に掛かる。
1「ぁぅ、゛っ… ⸝⸝ ♡ … ん゛っ… 、ん゛ぁ… 、♡♡⸝⸝」
5「っふ、… んん… ⸝ 」
1「…んぁっ…゛、まろ、ッ゛… ♡…んッ゛…、きもち、…゛ッ、… ⸝⸝⸝⸝♡」
5「…っ、俺も気持ちい、… ⸝ 」
真夜中だというのに眠気は全く無い様子。力強く抱きついて来る度に心音を感じる。
1「はー゛っ、はぁ゛っ… ♡ …、ん゛… ~、… ⸝⸝♡」
一旦動きを止めると胸元に寄りかかってくる。相当気持ちいいのか身体を震わせ快楽に堕ちている。
5「ん、… りうら、… (離」
1「っ、゛…ま、ろ… ッ゛… ⸝⸝⸝⸝♡?」
肩を掴み1度離すと汗だくで火照っているりうら。よく見ていなかったせいか余計に興奮してしまう。
本能的に紅く染まっている肩に噛み付いた。
1「っぁ゛、… ♡ …痛゛、… ♡ っん゛~っ、… ⸝⸝⸝⸝♡」
「…っ、゛… ♡ぁと… っ゛、ついちゃ゛…ッ、♡゛ぅ~゛っ… 、⸝⸝⸝⸝⸝⸝♡」
5「…ん、… チゥッ゛… 、ぢゅ…」
離れないように強く噛む。りうらからほんのり甘いバニラの香りが漂う。
1「っぁ゛、~、… ♡ん… っ、んぅ゛、……⸝⸝♡」
5「っは、… 」
1「んん゛っ…、♡ぁふ、ッふ…、~っ゛…はぁ゛、⸝⸝♡」
口を離すと赤い痕。俺の物だと知らせる印。
りうらを見ると肩を上下させ息を整えている。そんな姿も愛おしくて。息をする暇も与えないように口付けを交わす。
5「…ん、…りうら、っ… んむ…」
1「んぐッ…゛、…♡ んーん゛っ… ♡ …んむ゛ぅ… ⸝⸝♡ 」
5「ん…はっ… はぁ、…」
攻めの俺でも疲れるもんは疲れる。少し休憩、と思ったが故
1「…っん、゛…♡ ぁふ、…ッ、♡… まろ、…゛、⸝⸝♡」
5「ん、っ…!? ちょ、…ッ… 、⸝ …りッ…ら、… ⸝⸝ 」
上下運動を自ら始めたりうら。強く下に打ちつける度淫らな音が鳴る。
自分で気持ちい所に当てているのだろうか。先程よりもりうらの喘ぎ声が反響している。
5「ちょ、っと… 、⸝ っ~、゛……っとま゛… っ、⸝⸝⸝⸝」
1「ぁあ゛ッふ、… ッ、♡ … ん゛~~っ、… ぁう…゛、♡♡⸝⸝」
「動けよ゛っ… 、♡んぁ゛ッ、♡♡うごけ゛よぉ゛ッ、~ッ゛、♡♡んっ゛~、… ♡⸝⸝」
頭の中の何かがぷつりと切れたと思った時。りうらの腰に手を当て
5「…っ、ち… 、随分と可愛ええことするなぁ… 、っ… ⸝⸝」
上を、奥を突き上げた。
1「っぁ゛はっ、゛ッ゛、♡♡…ん゛…゛っ… ♡⸝⸝ っふ、゛…ぅあ、…はへ、…ッ ⸝⸝ ♡ 」
白い欲を吐き出すりうら。余程気持ちよかったのか何が起こったのかまだ分かっていないようだ。
5「…ここ、…気持ちええやろ、…?⸝⸝ 」
1「っへ、… ッ゛、…♡、…ぁ、…゛、⸝⸝⸝⸝♡」
5「…っ、…ん、…、⸝⸝ 」
1「っあ゛、 ♡ んぅ゛、ッ~゛、⸝⸝♡ゃ゛、っやぁ゛、⸝⸝♡⸝⸝」
顔を歪め快楽から逃げようとしている。
5「ん、…っ、… きもちい、… ッ⸝ 」
1「ぅ゛~ッ゛、⸝⸝♡♡ …んぅ゛~っ、♡ま゛ろっ… 、んぁ゛、まろッ゛~~ッ゛、⸝⸝♡♡」
5「ぁー、もう…逃げちゃあかんよ、……⸝⸝」
腰を上にあげ逃げようとしていた腰を取り捕まえ下に押す。
1「ひぁっ゛、…♡ んん゛ッ、♡…や゛ぁ…っ、きもちぃ゛、の…ぉっ゛、⸝⸝♡♡」
5「ッ、゛……ん、…ィきそ、…゛」
腹の中がむずむずする感覚。何かが段々と込み上げてくる。
1「ッん~ん゛っ、♡ ぅ゛~っ、⸝♡ ぃくっ゛、…♡…ま゛ろぉ゛っ、…、♡♡⸝⸝゛」
5「はぁ、…っ、… 、一緒にイこ、…ッ、ん… ⸝⸝」
若干腰つきを早める。早めたことに気付いたのか中を締め付けてくるりうら。
5「はぁはぁ、… 、ぃく、…イ゛く、… っ、⸝⸝」
1「ッ゛ぃく、…♡ ッ、…まろ、゛ま゛ろぉっ゛~~ッ、⸝⸝♡ぃっちゃ゛~ッ、゛、⸝⸝⸝⸝♡ 」
5「ッ出す、…っ、…⸝ ~~ッ゛、…んは、゛っ…⸝⸝⸝⸝」
溜まった欲を思いっきり奥に出す。同時に身体を縮こませ透明な液体を吹き出すりうら。体の限界がきていたのか2人してそのまま倒れ込んでしまう。
5「…はぁ、っ…ん、…りうら 、」
1「ッ゛、… すーっ、…すーっ…… 、⸝⸝」
ブツを抜き離れると頬を赤らめたまま眠りについたりうらが目に入った。少し激しかったかな、と今更後悔する。
5「……愛してんで 、… ⸝ 」
そっと近寄り額に接吻を落とした。
翌日。只今の時刻3時過ぎ。
昨日の夜遅くまでしていたからか起きたのは昼の12時頃だった。りうらもかなり疲れていたようでまろが起きてから数十分後にのそのそと起きてきた。
流石に今日はりうらの看病をする為仕事を休んだ。スマホに大量のメッセージが来ていたのは秘密。
で、なんやかんやで午後の3時過ぎになった。
1「…、!」
5「お、…りうら、どしたん、…?」
ソファーで隣に座っているりうらの顔が明るくなる。
1「……!!」
これ、とでも言うようにスマートフォンを見せてくる。なんだなんだと思いながらスマホを覗くと そこには青色のお花の写真が。
5「……これ、…近所の花屋の花やん、」
1「…」
5「…え、……俺に、?」
1「… ⸝⸝(頷」
身振り手振りで伝わる情報は俺とあげるぐらい 。間違っていなければりうらが俺に花をくれるらしい。
5「え、でも…1人で買いに行くん…、?」
1「…?(頷」
今まで買い物は絶対に2人で行っていた。声を発することが苦手なりうらは変な人に絡まれても何も言い返せないからだ。俺が居たらぶっ飛ばすことが可能だが居ないとそうも出来ない。
5「1人、… 心配やな、…」
「…俺着いていk」
1「…… 、」
胸元を押し返される。気をつけるから、そう目で訴えているような気がした。
…少しぐらいならええか 、
5「…分かった 、」
1「…、🎶」
5「けど 、… (クイッ」
1「、… ⸝⸝ !?」
顎を上にあげ唇を近づける。反応がいちいち可愛いりうら。
5「…ん、…なんかあったらすぐ連絡してな 、?」
1「っ゛…、~~ッ、… ⸝⸝⸝⸝⸝⸝(頷」
5「めっちゃ頷くやん 、… 笑」
「ほら、…まろにプレゼントくれるんやろ、?」
1「…⸝⸝ !(頷」
5「はよ行ってきな 、笑」
大慌てで支度を始めたりうら。
…何も無ければええけど。
5「…遅い、…」
りうらが買い物に行ってから約2時間。寄り道でもしているのだと思っていたが流石に遅すぎる。花屋はここから約30分だ。行き帰りで1時間と言ったところだが……、
5「連絡は、……来てないか、」
ここ数時間スマホを見ては閉じての繰り返し。
5「…向かった方がええか…」
こんなことになるなら最初から着いていけば良かった。
いない。
5「はぁっ、…あいつ…ほんまどこ行っとんねん…… 、」
心当たりのある場所に向かっては「居ない」の繰り返し。そろそろ本気で焦ってきた。
花屋の店員にも聞いてみたが「知らない」と一言言い店内に入っていってしまった。影でよく見えなかったが怒りに満ちた顔をしているような気がした。
…りうらがなにかしたのだろうか。
5「……今はそんなこと考えてる暇ちゃう 、」
掻き消す様に頭を振り自我を取り戻す。
5「位置情報つけときゃ良かったな、…」
頼れる情報は唯一スマホのみ。だが いくら電話を掛けようがメールを送ろうが反応は無し。既読すらも付かない。
ふとスマホを見て思い出す。
5「…お花屋の通りに…」
スマホを握り 走り始めた。真反対だろうが関係ない。なんとなく早く行かないといけない気がする。
5「っはぁ、… はぁ……」
着いたのはお花屋の隣の薄暗い路地裏。隠れて見えなかったが花屋の店員の対応で確信した。
中に入ると人影が。
5「…ここに居たんか、」
1「…っ、…… (泣」
座り込み大粒の涙を流している。長い時間泣いていたのかりうらの足と足の間のコンクリートは少し色が変わっている。
5「…、(抱」
1「…まッ 、… ぉ、… っ゛、⸝(泣」
5「ん、… 何があったん 、… (離」
1「…ッ、… ひぅ、゛… っ、⸝(泣」
5「…」
「…言いずらい 、?」
1「…っ゛、… (泣」
5「…メッセージも打ち…ずらい 、?」
1「ッ゛ 、 … ご …っ、…め、… (泣」
控えめに頷くりうら。いつもなら顔の表情をじっくりと見れば一瞬で分かるのだが今日は何故か読み取れない。
5「…、りうら 、」
「言い方悪くなってまうんやけどさ 、」
「…言うか打つかしてもらわないと …まろ分からん 、」
1「…゛、…っ、⸝ (泣」
目を合わせ強く訴えかける。何かあった時ぐらいは自ら話し出して欲しい。今後のためにも。
5「…まろだけやから 、… お願い 、」
1「…っ、゛… 」
「…は 、っ゛…は…はなッ…や、ゃ…の人に゛、…ッ 、泣(小声」
5「うん、… 」
背中を擦りながら頷く。りうらの声は泣いているからか弱々しくて儚い。
1「…っ゛ち、ちちッ…ちゃんと…っ゛、は、…はッなせ、ッ゛て、て…ッひぐ、…っ、⸝ 泣(小声」
5「…そっか 、、 」
今すぐ花屋に行って店員をぶん殴りたい。理不尽にも程がある。
…いや、これも全部ついて行かなかった俺が悪い。
5「…ついて行けんくてごめん 、…」
一緒に行ってれば無かった筈の話。たった一つの行動をしなかっただけでこんなにも大事になってしまう。
1「…゛っ、… (泣」
5「…俺も悪いって、…? …りうらは悪くないよ、…」
「俺にお花買おうとしたんやろ、…? それだけで嬉しいで、… 笑」
りうらの周りを見るが青色のお花らしきものはどこにも見当たらない。買えずに追い出されてしまったのだろうか。
1「…ね゛、… っ、… ?(泣」
5「ん、…?」
1「…ぉ゛はな、…っ、か、…かか…ッ、買えなかった…けど、ッさ、さっ、…(小声」
5「…ん、…(頷」
普段行為以外は全く話さないりうらだが今日は珍しく色々話してくれる。先程言ったことが随分と響いたようだ。 りうらの目を優しく見て話しやすい空間を作る。
1「…っ゛、…かゎりに゛ッ、に、… りぅ、うら、…とか、っ、…゛、⸝⸝(小声」
5「…」
普段滅多に話さないのにこういう言葉は使えるのか、と少し驚く。お花の代わりに自分自身を持ってくるあたりがとても愛おしい。照れた顔はまるで誘っているかのよう。
5「…お花よりりうらの方が嬉しいかも、… 笑」
「でも、… 先に…警察とかええん、…? …監視カメラとかあるから全然証拠にはなると思うけど…」
1「…ぃ、…い、… 」
首を横に振るりうら。よく見ると面倒くさい事はしたくないとでも言っているような顔をしている。
5「…ほんまにええの、…?」
「りうらが難しいんやったら俺が…」
少し暴言を吐かれたとしてもりうらの心は傷ついた筈。何も無かったことになんか出来るはずない。
1「…ぃーの、っ゛… な、…゛な、慣れてるから、… 」
この6文字にはとても悲しく深い意味を感じる。俺的には警察に行った方がいいと思ったがりうらの意見が第1な為仕方がなく承諾した。
5「…ほな、…暗くなってきたから帰ろーや、…?」
「りうらの事…まろにくれるんちゃうんか、…? 」
1「っ゛…、⸝⸝」
先に起き上がり手を差し伸べると思い出したかのように赤くなる。自分で話し出したことなのに恥ずかしくなってしまうのかと思う。まろにはない技術を持っているようだ。 立ち上がったと同時に方に手をかける。もう1人で行かせるのは辞めようと心に誓った。
1「… 、まろ、… 、⸝ ?」
5「…ん、?」
歩き出そうとした途端止まり俺の名前を呼ばれる。隣で下を向いている顔はなんだか真っ赤。
1「…っ、⸝⸝」
5「…りう__」
突然こっちを向いたと思った途端頬に手を添えられ 唇に柔らかい感触を感じた。静まり返った路地裏にリップ音が響く。
5「…っ、り、…りうら… ⸝ ?」
1「、…、⸝⸝⸝⸝ 」
自分でしてきた癖に自分で照れている。頬に添えられていた手は今俺の服の裾を引っ張っている。まるでまろの事を欲しいとでも言っているように。
5「…はよ家帰るで 、… ⸝ 」
「今日は…一々止まへんから 、」
1「…っ、…⸝⸝⸝⸝⸝」
服の裾を引っ張っていた手を掴み進み出す。
_家に帰ってから傷を癒し愛し合ったのはまた別の話。
ℯ𝓃𝒹
遅くなってしまって申し訳ありません 🙇♀️ ̖́-
コメント
2件
ifくん優しい☺️☺️ ぴよまろ最高🐤🤪
めっちゃ良かったです😭💕 花屋の定員ちょっと殴り飛ばしたいですね