テラーノベル
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トロける夜に、君だけ
トーマス「ただいま〜♪」
かえる「おかえり。疲れた?」
トーマス「まあね。でもかえるに会えて疲れも吹っ飛んだよ」
かえるは膝の上に座り、軽く唇を重ねた。
かえる「ん……今日も優しいね」
トーマス「だって、かえるが好きだから」
かえる「そ、そんなの照れるじゃん、」
トーマスの頬がほんのり赤く染まる。
トーマス「でも本当だよ?かえるがいると安心するんだ」
かえる「俺も、トーマスの笑顔が見たいから」
唇がもう一度触れ合う。
かえる「ねぇ、今日は何してたの?」
トーマス「ずっとかえるのこと考えてた。バカみたいだろ?」
かえる「そんなの、嬉しいよ」
トーマスはかえるの手を握り、柔らかく微笑んだ。
(潮風が気持ちよく吹く海沿いの道を歩いていると、向こうから元気な声が聞こえた。)
うみにゃ「おー!トーマス!!!」
トーマス「……あ、うみにゃ」
かえるはトーマスの腕をぎゅっと掴み、少し引いた。
(なんであんなに嬉しそうに……?)
(あいつ、俺の知らないトーマスを知ってるのかもしれない)
かえる「久しぶり、うみにゃ」
トーマス「 うぃ〜、最近どうしてた?」
うみにゃ「家にこもってゲームばっかり。コーラ爆買いして飲みながら!!」
うみにゃは手に持ったコーラを振って見せた。
(なんだよ、それ……そんなに楽しそうに)
うみにゃ「金ないけどな!笑笑でも、コーラだけはやめられねぇんだよな〜!!」
トーマス「……そうなんだ」
トーマスは苦笑いを浮かべている。
うみにゃ「トーマス、最近どう?」
トーマス「かえると散歩したり、家でのんびりしてるよ」
うみにゃ「いいなぁ、幸せそうで」
トーマスの笑顔が柔らかくて、かえるは胸がざわつく。
(俺より、あいつの方が楽しそうに話してる……)
(なんで俺はただ見てるだけなんだろう)
かえる「ねぇ、トーマス、俺の話も聞いてよ」
トーマス「あ、ごめん、話に夢中になってて」
かえる「……別にいいけど」
かえるの声に少し冷たさが混じる。
(ごめんなんて言わなくていいのに)
(もっと俺を見てほしいのに)
トーマス「ごめん、かえる……俺はかえるだけだよ」
トーマスは真剣な瞳でそう言った。
(でも、まだ納得できない)
(あいつの話に笑ってるトーマスは、俺だけのトーマスじゃない気がする)
かえるの胸に、まだ小さな嫉妬が残ったままだった。
帰り道、かえるの胸の奥で渦を巻く感情は重く沈んでいた。
――あんな顔、俺の前だけで見せてほしいのに。
玄関を閉めた瞬間、かえるは迷わずトーマスを壁に押し付けた。
トーマス「……かえる?」
かえる「さっきの……なんであんなに笑ってたの」
トーマス「え……別に、うみにゃと普通に……」
かえる「普通に、が嫌なんだよ。俺だけに、あの顔を見せろ」
返事を待たず、唇をぶつけるように塞ぐ。
荒い息が混ざり合い、舌が絡むたび唾液が溢れて顎を伝う。
後ろ手でドアの鍵をかけ、そのままベッドに押し倒す。
トーマス「や……っ♡♡」
かえる「もう我慢できない゛……」
服を一気に剥ぎ取り、素肌を指先でなぞる。
触れられるたび、トーマスの身体は小さく跳ね、頬はすぐに真っ赤に染まる。
腰を掴まれた瞬間、深く突き込まれる////。
トーマス「っあ……っ♡♡あぁ……////」
声が甘く震え、視線はすぐにとろけて焦点を失った。
最初は余裕を見せていたトーマスも、ひと突きごとに息が乱れていく。
トーマス「かえる……っ♡♡……そんなに……っ////」
かえる「足りない゛……まだ全然足りない 」
ひたすら奥を突かれ゛、ベッドの上でシーツが音を立てる。
一度目の絶頂はあっけなく訪れた。
トーマス「っあぁ……っ♡♡……」
腰を震わせながら達したばかりの身体に、容赦なく再び深い突き上げ。
二度目、三度目――トーマスの指先はシーツを掴んで離さず、涙とヨダレが頬を濡らしていく。
トーマス「む……り……っ♡♡……かえる……っ////」
かえる「まだいける゛……ほら、もっと」
四度目を迎える頃には、甘い声は掠れ、喉からは途切れた喘ぎしか出なくなっていた。
それでも腰は動き続け、快感の波が容赦なく押し寄せる。
トーマス「……っ♡♡……んぁ……////」
五度目、六度目――限界を超えるたび、身体はびくびくと痙攣し、完全に力を失っていく。
顔は涙と汗と唾液でぐしゃぐしゃになり、瞳は完全にとろんと溶けきっていた。
かえる「……かわいすぎ……もう全部、俺の 物」
最後の突き上げと共に、二人の熱が重なり、全身が痙攣するほどの余韻が長く続いた。
しばらく荒い息を整えてから、かえるはゆっくりとトーマスを抱き寄せた。
汗で張り付いた髪を指で梳き、額に軽く口づけを落とす。
窓を開けると、夜風が熱をやわらげ、静かな虫の声と遠くの波音が混ざって届く。
外には無数の星が瞬いていた。
ベッドの中で、シーツを肩まで引き寄せたまま、二人は星空を見上げる。
かえるが横顔を見つめれば、トーマスの頬はまだ赤く、瞳はとろんとしたまま。
熱の名残が消えず、指先は時折小さく震えている。
かえる「……ごめん、嫉妬しすぎた」
トーマス「……嫌じゃなかったから」
短く交わした言葉のあと、唇が静かに触れる。
長く、ゆっくりと口づけを重ねるたび、呼吸が混ざり合い、胸の奥が温かくなる。
外の星明かりが、二人の頬をやわらかく照らす。
言葉はいらなかった。
ただ互いの温もりと鼓動を感じながら、夜が更けていった。
コメント
1件
最っ高です😭😭😭😭😭😭😭😭😭