前回の続き。
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Shside
耐えろ、耐えろ俺。
そうじゃなきゃ人を殺めることになる。
けれど、仲間を殺しかけといて情けをかける必要があるのか……?
そう思っていれば、紫色の彼に近づく害虫が居た。
殺さねば。
その思考を俺の頭の中を支配した。
俺の目はみるみる内に反転目と変化を遂げた。
そして持っていた剣を一振。
黒い風が害虫の首を吹っ飛ばした。
あーあ、スマイルが汚れちゃう。
30秒前と思ったこととやっていることに違うのに気が付きゾッとした。
我が天使よ、天使の子よアズラエル。
今から私は地獄に堕ちるだろう。
忍耐を司る天使アズラエル、 お前は今から憤怒に溺れサタンとなって生まれ変わるのだ。
どうか、どうかお許し下さい。
手荒な真似はしたくないんだ。
大好きな人を守るためには手段は選ばない、お父さん、お母さん、姉さん、今から悪魔狩りを全て抹殺します、やっと、やっと、仇が打てる、父さんと母さんや姉さんもこんなこと望んでないって思うかもしれない、けど、俺の大切な人がまた悪魔狩りによって殺されそうになったんだ、俺は母さんと比べて温厚じゃないし、父さんのように我慢強くも無い、増してや姉さんのように頭が良く回るわけでもねぇ、だったら俺が一番自信のある力でどうにかするしかないんだ。
スマイルも、許してね。
これもスマイルを救うためだから。
コメント
3件
ほんとーに素敵です!めっちゃ続き待ってます!!