テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
また
何度繰り返せば気が済む?
もうやめて
この人を傷付けないで‥‥‥
私はまた術でロウ君を蘇らせた
これで3度目
もう同じ痛みをロウ君に与えないで‥‥
私の前からロウ君を奪わないでくれ!
ロウ君が立ち上がる
「どこに行くの?」
「え?トイレだけど」
「じゃあ私も行く」
「は?じゃあ先に行ってこいよ」
「何で‥‥どこか行くつもりですか?」
「どこって‥‥」
ロウ君がトイレに行く時も一緒に着いて行く
もう片時も目を離さないって決めたから
午後には師匠が家に来る
その時はどうしようかな
そうだ、今回は師匠が家に来る前に私が出向いて片付けよう
その間にロウ君は‥‥
少しだけ眠っていてもらおう
昼ごはんを早めに済ませる
食後に入れたレモンティーに少しだけ眠れる薬を入れた
机の上
肩肘を付いてうとうとし始めるロウ君に、その腕の代わりに枕を差し入れた
鍵をかける
家を出て林の中の大木に身を潜ませた
目の前を師匠が通り過ぎる
静かに後ろに着き、その体に剣を突き立てた
「ぐっ!‥‥ミラン‥‥お前‥‥」
「師匠様も時の魔導士ですもんね?」
「まさか‥‥」
「師匠のかけた時魔法に更に上書きで時を歪めました」
「ミラン‥‥何で‥‥そんなに‥‥」
「愛する人の為です。でももう魔法は使いません。もしかしたら使えないかも知れない」
「それは‥‥もう3回使ったのか?」
「そうですね‥‥だから今回ミスは許されないんです」
「くっ‥‥‥‥」
私に残った力は後少し‥‥
だからもう蘇らせる事は出来ないだろう
目の前に少し前まで生きていた物が転がっている
急傾斜の崖まで運び、その見えない底へその物を落とす
これで良い
とりあえず1つ片付いた
後は夜
アイツらを処分しないと‥‥
眠っているロウ君のそばで全ての時計の時間を1時間進める
そして夕ご飯を済ませて風呂に一緒に入った
「俺まだ眠くないけど」
「でももう10時半ですよ?」
「だって昼寝もしたし‥‥‥ふぁぁ‥‥」
「あ、眠くなってる」
「んぇ?おかしいな‥‥さっきまでは眠くなかったのに」
「とりあえずベッドに行きましょう」
「そうだな」
ロウ君が手にしたコップをテーブルに置く
温かいミルクで眠くなった‥‥
そんなことはない
その中にまた薬を入れたからだ
今度は多めに‥‥
ダイニングと玄関だけ電気を付けておく
もうそろそろだろう
わざと開けておいたカーテンから誰かが覗き込む
目を瞑り呪文を唱える
そして家を出て窓のそばにやって来た
「あ‥‥‥‥あっ‥‥」
「どうしました?怖くて声も出ませんか?」
まるでトーテムポールの様に間抜けにも体が動かない3人がそこに居る
志学を目指す年頃の子供達‥‥
その子達が手にしている物
1人は手にナイフを持ち
後の2人は少し大きめの石を手にしていた
人はなんて愚かなんだろう
そう言う私も同じ穴の狢なんでしょうね
.
コメント
4件
ミランやっちまえ!こや の為なら何でもするミラン愛重すぎて好!続き楽しみです✨️
ミラン!よくやった後はそいつらを、その手で、 すべての物語の作り込みが凄くて面白いです!次回も楽しみにしています!