初めて小説書きます。
自分が「こうなったらいいな」という自己満のために書いたものです。
創作キャラがほとんどだし、キャラ崩壊してるかもです。
登場人物
蛍:陣を組織にいれた張本人。いつも笑顔。陣を弟だと思っている。
陣(ジン):蛍のことは兄のようなものだと思っている。イタズラっ子。
音:幼い陣と蛍の保護者のようなもの。初代ラム。
風斬:なんかよくわからんやつ。
書いてみて、自分って小説書くの向いてないって思ったので。
文もゴチャゴチャだし、よくわからないし。
と、いうことで、何でも許せる方はどうぞ。
その少年は暗い路地裏を一人で歩いていた。年齢は、8歳ぐらいだろうか。誰もが目を引かれるような銀の長い髪を後ろで束ね、黒い服を着ている少年だ。そして角を曲がると、深い溜息をついた。
「またか…。おまえ、今回はただの取引だったよな?」
その目線の先には、人間の死体が1、2、3…。そして「おまえ」と呼ばれた人物は、死体の横に血だらけで突っ立っている。銀髪の少年とあまり背丈が変わらない、黒くて長い髪の美しい少年だった。
「うん。そうだけど。」
あたかも当然のようにそいつは答えた。
「いやいや…。何回目だよ、これ。ただの取引だったら人は死なねぇだろ。取引なんだから。これじゃあ取引じゃねぇじゃん…。なあ、蛍?」
銀髪の男の子は、そいつのことを蛍と呼んだ。蛍は痛いところを突かれたのか、不服そうに口を尖らせている。
「だって~。こいつら、取引相手が僕みたいな子供だとわかった瞬間、殺そうとしてきたんだよ?完全な正当防衛じゃ~ん。これくらい許してよぉ…。陣ー。」
そう言い、蛍は銀髪の少年……陣に許しを求めた。
「は?何言ってんだよ。一回ならまだしも、もう何回も取引で人を殺してるだろ!!いい加減やめろよ!おまえ、もう一緒に寝てやんねぇから。」
陣はそう言い残し、この場を立ち去ろうとする。蛍に背を向け、もと来た道を引き返しかけると蛍は焦りだした。
「え!?あ!ごめんって!!ねぇ!ごめんってば!もうしないから!!」
よっぽど一緒に寝たいらしい。慌てて陣の肩をつかみ、振り向かせようとした瞬間、蛍は腹に強い衝撃を受けたかと思うと、体が宙に浮いた。そのまま真後ろの壁に激突する。
「っ!?いっ…たぁ…、」
砂埃が舞うなか、蛍は顔をしかめながら壁にもたれかかっていた。何者かに腹を蹴られたようだ。
「……あのさ…、普通に死ぬかと思ったんだけど…。ぅ゙え〜…。もう、いきなり蹴るのやめてよぉ〜音〜。痛いんだからね…?!」
蛍の目線の先には、それなりに背の高い女が立っていた。髪を三つ編みに結んでおり、笑っている。その女はいつの間にか、陣を右手で抱っこしていた。どうやら、音とかいう女が蛍を蹴ったようだ。音の左手には、拳銃が握られている。
「あら?ごめんなさいねぇ。まさか当たると思わなくて。ふふっ。避けられないあなたが悪いんじゃない?ふふふっ。」
少し目を細めながら音は笑った。蛍のことを馬鹿にしているようだ。その時、音の後ろに人影が見えた。
「げぇ。」
蛍が嫌そうな顔をする。その人影は、音よりも背が高く、目付きの悪い男だった。音はその男に陣を手渡し、蛍のとこへ歩み寄る。蛍は逃げ場は無いと分かっていながらも、少し後ずさりした。そして、音のことを思いっきり睨む。音が苦笑しながら、蛍に拳銃を突きつけた。
「さーてと、このクソガキをどうしましょうかねぇ。毎回毎回次は殺さないと言いつつも、その約束、守ったことあったかしら?そろそろ私も怒るわよ?それに、今回の取引結構重要だったのよ。どう責任を取るの?蛍」
笑顔だが、そうとう怒っているようだ。蛍が睨みながら答える。
「いや、別に責任とかどうでもいいでしょ。殺そうとしてきたのあっちだし。というか、今回の超重要な取引を僕に任せた音の責任でもあるよね?ね?」
蛍は、一生懸命言い訳を考えている。それを聞き、音が拳銃をおろした。蛍の意見に納得したのだろうか。
「まぁ、そうとも言えるわねぇ。…。そーねぇ…。」
音が悩んでいる。
「これは、私一人が決めていいものじゃないわね。どうすれば良いと思う?風斬。」
音は、陣を抱っこしている男に聞いた。風斬は、まさか聞かれると思っていなかったのか少し驚く。だが、すぐに口を開いた。
「えー?どうすればいいかって?そんなの俺に分かると思います?俺の脳みそ、ダチョウより小さいっすよー。こんな奴に判断を委ねない方がいいと思いますけどー。それに俺、関係ないし。」
風斬はめんどくさそうに答える。そして、この話に飽きたのか、陣はいつの間にか気持ちよさそうに眠っていた。蛍はその様子を見て、ぽつりとつぶやいた。
「いいなぁ…。抱っこ。」
ほんの小さな声だったが、音には聞こえていたらしい。音は一瞬悲しそうな顔をし、うずくまっている蛍と同じ目線になるよう、しゃがんだ。
「はぁ…。もういいわ…。あなたに何を言っても聞かないだろうし。それよりほら、おんぶ、してあげましょうか?」
さっきとは全く別の対応だ。それに対し蛍は
「抱っこがいい。」
と駄々をこねる。音は優しく微笑み、手を差し出した。
「いいわよ。というかあなた、もう9歳でしょう。本当に甘えん坊ねぇ。あ。言っておくけど、抱っことおんぶは10歳までですからね。私、歳的に腰がきついか ら…。もう、やになっちゃうわねぇ。歳を重ねるってつらいわぁ。」
蛍はいきなりおばさんになった音に少し驚きつつも、素直に抱っこしてもらった。音は蛍を抱っこすると踵を返し、風斬に「行くわよ。」と声をかけた。風斬はその言葉に従ったが、目はころがっている死体の方に向いている。蛍はその様子を、抱っこしてもらいながらもじっと見ていた。まるで獲物を見つけた肉食獣のような目つきで。だが風斬は全く視線に気づかず、音を追った。こうして、音、陣、蛍、風斬の四人はこの場を去った。
それから数日後。
蛍は、話があると風斬を呼び出した。メールの最後には、
「絶対に一人で来てね😁」と書かれている。なにか大事な話なのは間違いなさそうだ。だが風斬はメールを読んだあと、すぐに蛍のところには行かず、別の誰かに電話をかけた。相手と数分話したあと車に乗り、目的地である、今はもう使われていない倉庫街へと向かう。拳銃などの武器は何も持たずに。それほど蛍のことを信用しているのだろう。わずか十分ほどで目的地に到着した。車から降り、倉庫街を一通り見て回ったが蛍はどこにもいない。
(まさか帰ったなんてないよな…)
そんなことを考えながら、何か連絡がきてないかと携帯を取り出した瞬間、
パシュッ
静かな倉庫街に、乾いた音が響いた。
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