テラーノベル
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その日昇った朝日はいつもよりも高く、人々の心をざわつかせた。
広場には早い時間から民衆が押し寄せていた。
老人も若者も男も女も。巣を追い出されたネズミのようにわらわらと広場へ向かい、誰もが緊張した面持ちで今から来るものを待っていた。
人々が立つ真ん中、ポツンと空いた空間。
まるで舞台のような場所の上に断頭台があった。
アンジェリカ達皇族は、そこからわずかに離れた場所に居た。
広場に沿って作られた桟敷にある長椅子に腰かけ、下の様子をうかがう。
皇帝もフレデリクも、何も話さない。
姉たちはここへ来るのを拒絶した。無理もないことだろう。
父も何も言わなかった。
空はいやに明るく、青々としていた。
民衆の声を聞きながら、アンジェリカは複雑な面持ちだった。
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