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第2話 便所に光
俺達の苦痛な叫びは届いたのだろうか
この公園の便所にとある声がした
「おじさん達…なにしてんの?」
姿形は見えぬがおそらく子供だ…子供が来たのだ。
ドン引かれてるがそんなのこの際どうでもいい!
「「ガキンチョトイレットペーパーねえか?!」」
「「クソ野郎同時に喋んな!」」
とはもらせながらも少年に助けを求めると少年は「分かった!」と言いすぐさま家へと走っていった
「良かった… 良かった…助かったよ母ちゃん!!」
そして少年はすぐさま戻りトイレットペーパーをひとつ持ってきた が” 問題はここからだ。
このガキンチョは俺らに脅しを掛けてきた
「いくらくれる?」とケラケラ笑いながらトイレットペーパーをそっと置きながら俺らに問いてきた。
「五千円…」と俺が言うと少年はにこやかに貸してやるよと言ってきたがその直後更に問題が起きた。
「ん”ぐっトイレ…ちょっと待って」と言いトイレに入ったが…「紙がない!!」
「そうなると思ったよ!」「バーカバーカ!」と俺とおっさんは少年をバカにしながらもこの事態の深刻さを考えていた。
俺とおじさんと少年はゆったりと、しかし確実に経つ時間の流れを噛み締めていた。
泣きわめく子供、宥める男達、あぁ…ここが地獄か…
混沌がこの便所を支配する
その時俺は大企業というプライドという服を脱ぎ捨てた
「俺が行こう」