テラーノベル
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チャイムが鳴り、ひまなつが玄関のドアを開けると、そこにはらん、すち、みことの三人が立っていた。
「おはよ」
穏やかに声をかけるひまなつに、三人は微笑みながら応える。
「……おお、ほんとにみんな女体化してる……!」
こさめが驚きの声をあげる。
「これで全員……ってことか」
ひまなつは少し興奮気味に言い、いるまも隣で小さく頷いた。
「さて、準備はいいか? 今日は楽しもうや」
ひまなつの言葉に、女体化したらん、すち、みことは家の中へと入っていった。
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「せっかくだし、みんなでショッピングに行こーぜ」
ひまなつが提案すると、女体化した6人は戸惑いながらも頷き、街へと繰り出した。
下着売り場や化粧品コーナー、可愛い服が並ぶショップを巡りながら、賑やかに買い物を楽しむ。
「これ、かわいいなぁ……」
「こっちの色もいいかも!」
女体化した自分たちの姿に少し照れながらも、皆それぞれ試着や手に取るたびに楽しそうに笑った。
いるまはまだ腰の痛みが残っていたが、ひまなつがそっと支えて歩く。
「無理しなくていいから、ゆっくりな」
ひまなつの手がいるまの腰に添えられるたび、いるまは小さく頷きながらも、どこか心地よい安心感を覚えていた。
みことも同じく、すちに支えられながら歩く。
「昨夜は……すごかった…」
「ふふ、気持ちよかったんでしょ?」
すちに軽く肩を抱かれると、みことは顔を赤らめつつも嬉しそうに微笑んだ。
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「この色、ひまちゃん似合いそう」
「いや、こっちの方がらんっぽいんじゃない?」
こさめとひまなつ、らんとすちの4人は楽しそうに服や下着、化粧品を手に取り、互いに見せ合ったりアドバイスをしながらショッピングを満喫する。
昨夜の余韻でいるまとみことは近くの手すりにもたれて4人を眺めていた。
「なあ……みこと、誰と……やったんだ?」
いるまが小声でみことに尋ねる。まだ腰に痛みが残るせいか、声はかすれていた。
みことは恥ずかしそうに視線を落とし、かすかに震える声で答える。
「えっと…昨日は……すち……と……」
その瞬間、三人の前に不意にナンパ男3人が現れ、笑みを浮かべる。
「お、二人だけ? よかったら俺たちと……」
みことは思わずいるまに寄り添い、恐怖で涙目になる。
「友達と一緒だから……っ!」
声はかすれ、足も震えていた。
いるまは眉をひそめ、低く唸るように答える。
「邪魔だ……」
だが、ナンパ男の一人が無理やり腕を掴むと、いるまは身動きが取れなくなる。
「なっ……!? 離せっ!」
その瞬間、背後から力強い声が響く。
「お前ら、何してんだ!」
駆けつけてきたのはらんだった。
しかし、らんの胸元の膨らみに目を奪われたナンパ男はさらに興奮し、状況は一瞬カオスに。
みことは思わずすちの名前を呼んだ。
「すち……っ!」
その声を聞き、すちとひまなつ、こさめが瞬時に表情を硬くする。
「何してんの! 触んな!」
三人は鬼のような形相でナンパ男たちに迫り、空手技や払い腰、素早い打撃を次々に繰り出す。
「ぐあっ……!」
「い、痛っ……!」
ナンパ男たちは痛みに声を上げながら、戦意を喪失し、その場に崩れ落ちる。
いるまは腕を解放され、仲間たちに守られて安心した表情を浮かべる。
みことは涙目で、すちの胸に抱きつき、震える手を握られながら小さく息をつく。
「……ありがとう……すち……」
すちは優しく微笑み、みことの肩に手を添え、優しく抱き寄せた。
「……よし、もう大丈夫だな」
ひまなつが小声で言い、こさめも頷いた。
ナンパ騒動が落ち着き、6人は少し歩いて落ち着けるカフェへと向かった。
店内は柔らかな日差しが差し込み、落ち着いた空気が漂っている。
「ふぅ……やっと座れるな」
いるまが椅子に腰を下ろす。
みことはすちの隣に座り、まだ少し顔を赤らめながらも落ち着いた表情をしている。
「最近……いろいろあったね……」
すちは優しく肩に手を添え、頷く。
「そうだね。俺もうみこちゃんから離れないから安心して」
店員が飲み物を運んでくると、6人はそれぞれのカップを手に取り、軽く乾杯のように合わせた。
「色々あったけど、これはこれで楽しいね」
らんの笑顔に、いるまも自然と笑みを返した。
コメント
3件
すちなつがみこいるの体ちゃんと気遣ってんの尊すぎませんか!? すちみことなついる最高です マジで好きです コメントなんか毎回同じ事しか言ってなくてすみませんm(__)m
好きです 神です 最高でsグハッッッ👼