注意事項
・この作品はwrwrd様の二次創作です。
・本人様とは関係ありません。
・検索避けに協力してください。
・ciくんの病み表現があります。
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夜中、静まり返ったこの部屋で、
俺は俺自身を傷つける。
机の上のスマホは、
アンチからのメッセージの通知で溢れている。
何がダメなのか。
何を直せばいいのか。
俺には分からない。
それだけ、なんの才能もない。
ぽたぽたと滴る血を、ぼーっと見つめる。
痛い。
でも、痛いということは生きているということ。
俺はまだ、生きているんだ。
そうやって、日々を生きている。
ut「よしゃ、やるか」
皆が通話に入ってきて、ゲームを開く。
俺の机には、ゲームの攻略本が並んでいる。
皆を待ってる間は、予習として読んでいる。
rb「今日って鬼ごっこやんな?」
shp「あ、コマンド見てくるわ」
zm「ふーん!!漢気勝負するか!」
sho「やってやろうじゃねぇか!!」
各自で準備をする。
撮影が始まって居ないのに、皆はもう輝いている。
俺は、攻略本を閉じ、パソコンの画面を向く。
ci「…(俺の役職は預言者か、)」
ある程度、やっていた時。
俺はふと、気がついた。
ci「…(あれ、これ録画できてる??)」
俺は、録画するのを忘れていた。
でも、今とてもいい試合をしている。
これを言い出そうか。
俺、ほんとなんも出来ないな。
俺は、マイクを切り、煙草を取り出した。
そのまま、煙草を吸い、
少し楽な気持ちにした後に、
手に煙草を押し付ける。
焦げ臭いがして、手は火傷した。
ci「……おれ、ほんまゴミやな、」
俺が俺自身を責めていた時、
shp「おーい?ciー?」
皆が俺を呼んでいた。
俺は、マイクをONにして、皆の元へと戻る。
ci「ああ、ごめん!どうしたん?」
shp「いや、マイクオフになっとったから、」
tn「試合終わったで〜」
zm「俺の圧勝!!」
ut「か〜ッ、気ぃ悪ッ!!」
rb「じゃ、録画したやつ送ってな〜」
ci「ぁ…」
俺は、ふるふると身体が震えた。
録画、どうしようかと。
rb「あと、ciだけやで〜」
ut「お前まさか、忘れとったんちゃう!?」
zm「おいおいおい〜っ!!」
皆が一斉に声を上げた。
俺はなんとも言えなかった。
どうすればいいのかも分からなかった。
だから、そのまま通話を抜けた。
雨の降る夜中。
俺は、ベットに横たわっていた。
ちょっと、腕を切りすぎたからか、気持ちが悪い。
俺の部屋は、赤く染った包帯などが散らばっている。
机には、煙草や、薬もある。
薬は昔使っていた。
今は、沢山飲むのがキツいため、やってないけど。
暗い部屋が、どんどんと明るくなっていった。
朝日が登ったのだろう。
スマホは、皆の通知が凄く来ていて、震えている。
きっと、怒られるんだ。
俺のせいだけど、やっぱり怖い。
でも、罪悪感の方が大きい。
スマホを手に取って、開いた。
皆に返信しなきゃ、そう思った。
その時。
皆の通知より、アンチからの通知が目に入った。
俺は、何かを失った。
手からポトンとスマホを落とした。
視線の先には、赤くなっているカッター。
俺、ほんとダメなやつ。
カッターを強く握りしめ、腕を切る。
血がぽたぽた…いや、どろどろと溢れ出る。
俺なんか、生きてちゃいけないんだって。
俺なんか、死んだ方がいいんだって。
『ピンポーンッ』
いきなり、家のチャイムがなった。
俺は、手を止めた。
震えた足を運んで、玄関へと向かう。
この格好で、出ても良いのだろうか。
俺は、ゆっくりと扉を開けて、顔を出した。
shp「よっ………って、、ci、??」
ut「…お前、、どうした、」
そこに居たのは、ut先生とshp。
俺の軍団仲間。
ci「用がないなら帰ってください」
俺はそう言い放ち扉を閉めようとした。
でも、扉の隙間に足を入れられ、無理矢理に
開けられた。
ut「そうはさせんでッ………、、ci、」
ut先生は、俺の腕を見て、固まった。
shpも、青ざめた顔で俺を見ていた。
なに、俺そんなに醜いかな。
shp「ciッ、、、」
shpは俺を支えるように抱きついた。
俺は、その瞬間に足の力が抜けた。
がくんと倒れそうになった所を、
ut先生が後ろから支えてくれた。
ut「お前、こんなんになるまで、何があったん」
そう聞かれた。
ci「…べつに」
shp「とりあえず、寝室連れてくぞ」
ci「…かってにすれば」
shp「………」
ut「ci、」
寝室は、見事に荒れている。
勿論だ。
それでも、shpとut先生は俺を見離さなかった。
ut「ここに、座ろか」
shp「…」
ut「…お前、ほんまにどうしたん」
ci「なんもないって」
shp「…」
ci「お前らが知ったところで、どうしようもないやん」
俺は、腕を抑えながら、そう呟いた。
ut「確かに、助けることは出来んな」
「でもさ、話をするだけで少し軽くならんか?」
ci「…あっそ」
俺は、ut先生にぽんぽんと頭を撫でられた。
shp「お前が死にたいとか、そういうのは全然構わんけど」
「せめて、話は聞かせて欲しい」
ci「…はぁ、」
ci「おれ、めんどくさいなあって、」
「死にたいというより、生きたくない」
俺は、ゆっくりとそう伝えた。
shpもut先生も、俺の話を聞いてくれた。
2人は決して優しい訳では無い。
でも、人のことをいつもよく見ている。
だから、こういうことが出来るのだろう。
ci「…もういいやろ、帰って」
shp「先に手当をしないと」
ci「しなくてもいい」
shp「ダメや、やる」
俺は、shpに手当をされた。
その間にut先生が俺の部屋を掃除してくれた。
ut「さてと!飯行こか」
shp「やった!よし、ciも行こか」
ci「え、俺はいいよ…」
shp「ダメや!!行くの!」
俺はshpに手を引かれ、車に乗り込む。
今日の昼飯の話をした。
そのあと、ラーメンを食べた。
shp「ぷは〜っ食った食った!」
ut「ふふんっ、俺のお気に入りの店やからな」
shp「さすがっすわ、兄さん!」
ci「…」
shp「ci、また行こな!」
ci「え、?」
shp「今日はな、本当は飯誘いに来たんよ」
ut「ci、最近見ないな〜とは思っとったけど」
ci「…」
いつも、いつも。
隣にいるのはこの2人。
ci「次は、蟹食べたいです!!」
いつも、いつも。
助けてくれるのはこの2人。
ut「ええ〜!?蟹ぃ!?」
shp「ふははっ、ええな!!」
俺の隣はこの2人。
コメント
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鬱軍団は絆は神すぎ…! 😇
#鬱軍団らぶ なんつうかこの2人はci君の心の安定剤みたいなものだと勝手に思ってる。なんだかんだ優しい人しかおらんよねこのグループ 神作てんきゅ🙏✨🙂❣️
うわぁもうこの小説読んだだけで心がポワポワする....もっとこのciくんが安心するようになるといいな🫶🏻︎💕