テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
あめ
あめ
#他カプ有り
ちょこましゅまろ
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ホントのホントの最終回だよー!!(多分)
アルアサが付き合った後の話だよん
では本編どぞー
「で?なんで俺たちが呼ばれたわけ?」
扉を開けながら、
フランスが呆れたように言った。
その後ろから静かに入ってくる
日本も、穏やかな視線を向ける。
「何かご報告があると伺いましたが」
部屋の中央には、珍しく真面目な顔のイギリス。
そしてその隣には、やけに上機嫌なアメリカ。
「……その」
イギリスは一度目を逸らし、深く息を吸う。
(言うだけだ。ただ、それだけだ)
「……こいつと」
ちらりとアメリカを見る。
にやにやしている。
(殴るぞ)
「……付き合うことになった」
沈黙。
一秒。
二秒。
「……は?」
フランスが固まる。
日本はわずかに目を見開いた。
「……本当に?」
「本当だぞ!」
アメリカが元気よく答える。
「俺が告白して、両想いだったんだぞ!」
「お前が!?」
フランスが驚きの声を上げる。
「奇跡かよ……」
「うるさい!!」
イギリスが即座にキレる。
日本は静かに微笑んだ。
「それは何よりです。おめでとうございます」
「……ああ」
短く返すが、どこか照れている。
フランスはまだ信じられない顔で二人を見ていたが、やがて肩をすくめた。
「まあいいや。とりあえず——」
にやりと笑う。
「おめでとさん、ツンデレカップル」
「誰がツンデレだと!?」
「そのまんまだろ」
「うるさい!!」
騒がしいまま、報告は終わった。
——そして。
「で?イギリス!」
「……なんだ」
帰ったはずのアメリカが、数時間後にはまた部屋にいる。
「恋人って何すればいいんだい?」
「知らん!!」
即答だった。
「えー!?付き合ってるんだぞ!?」
「だからといって急に何かが変わるわけじゃないだろうが!」
「そうなのか?」
きょとんとした顔。
(……こいつは本当に)
イギリスは額を押さえた。
「……普通でいい」
「普通って?」
「今まで通りでいいと言っている」
アメリカは少し考えて、にっと笑った。
「じゃあ今まで通り来てもいいんだね!」
「……来るなとは言っていない」
「やった!」
結局それか、とイギリスは小さくため息をつく。
だが。
(……それでいい)
無理に変わる必要なんてない。
これまでの延長で、少しだけ距離が近くなっただけ。
そのはずなのに。
「なあイギリス」
「なんだ」
「手、つないでもいいかい?」
「……っ」
一瞬で固まる。
(なんで急にそうなる!?)
「恋人っぽいことしたいんだけど」
真っ直ぐな目。
悪気ゼロ。
(断る理由は……ない)
ない、が。
「……好きにしろ」
顔を背けながら言う。
次の瞬間。
ぎゅ、と手を掴まれる。
「……っ」
温度が伝わる。
思ったよりも、ずっと近い。
「なんかいいね、これ!」
嬉しそうな声。
イギリスは何も言えない。
(……落ち着け)
ただ手を繋いでいるだけだ。
それだけなのに。
「イギリス?」
「……なんでもない」
少しだけ、握り返す。
気づかれない程度に。
「なあ、これからもさ」
「……ああ」
言葉の続きを聞く前に、頷く。
どうせ同じことを言うのだろう。
「ずっと一緒にいようね!」
「……仕方ないな」
小さく息をつく。
だが、その声はどこか柔らかい。
「お前がどうしてもと言うなら」
「はは、やっぱそれ言うんだね!」
笑い声。
変わらないやり取り。
でも。
繋いだ手は、離れない。
(……これでいい)
いや——
(これがいい)
不器用でも、遠回りでも。
ちゃんと届いた想いがある。
「……馬鹿」
「なんだよ!」
「なんでもない」
窓の外には、いつもと同じ景色。
けれど少しだけ違って見えるのは——
隣にいる相手が、特別になったから。
それでも変わらない日常を。
これからも、二人で。
少しずつ歩いていく。
続編終了です!!!!
もう1回言います!♡沢山ありがとう!!