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翠玲
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#LAN いるま 暇72 すち みこと こさめ
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4件
あ,,,致死量のてぇてぇが(?) ( ´ཫ`)尊い..............
翌日の昼休み。
キーンコーンカーンコーン――。
四時間目の終了を知らせるチャイムが鳴ると同時に、教室中が一気に賑やかになる。
「腹減ったー!」
「今日の購買、焼きそばパンあるらしい!」
「急げ急げ!」
あちこちから椅子を引く音が響き、生徒たちは楽しそうに教室を飛び出していく。
こさめもお弁当を取り出そうとすると、
🌸「こさめ。」
らんが自分の机をくっつけた。
🌸「今日も一緒に食べよ。」
🦈「うん!」
すると後ろから椅子を引く音がした。
🍍「もちろん俺も。」
なつが笑いながら机を運んでくる。
🍍「今日の卵焼き、母さんがめっちゃうまく作ってくれた。」
🦈「え、いいな!」
🍍「一個やるよ。」
🦈「ほんと!?」
🍍「その代わり、こさめの唐揚げ一個。」
🦈「えぇ!?」
🍍「等価交換。」
🦈「ずるい!」
三人は顔を見合わせて笑った。
一年生の頃から変わらない、いつもの昼休み。
こさめにとって、一番安心できる時間だった。
🦈「いただきます!」
🌸「いただきます。」
🍍「いただきまーす。」
三人が食べ始めた、その時。
ガラッ。
教室の扉が勢いよく開いた。
📢「おーい。」
聞き慣れない声に、教室中が入口を見る。
そこには三年生の制服を着崩した少年が立っていた。
ポケットに手を突っ込んでいた。
🦈「いるま先輩。」
こさめが小さく呟く。
📢「よ。」
いるまは軽く手を上げる。
📢「なついる?」
🍍「俺?」
なつが箸を止める。
📢「おう。」
📢「昼飯食ってる?」
🍍「見りゃ分かるだろ。」
なつが呆れたように返す。
📢「確かに。」
いるまはけらけら笑う。
📢「悪い悪い。」
そう言いながら教室へ入ってきた。
📢「あ、こさめ。」
🦈「こんにちは。」
📢「こんにちは。」
📢「昨日ぶり。」
🦈「はい。」
📢「元気そうじゃん。」
🦈「うん!」
こさめが笑うと、いるまも少し口元を緩めた。
📢「ならよかった。」
📢「みことに伝えとくわ。元気そうって」
その様子を見ていた女子たちがひそひそ話し始める。
「あれ、会長の友達だよね?」
「三年生だ。」
「かっこいい……。」
いるまは周りなんて気にする様子もなく、なつの机にもたれかかった。
📢「で。」
📢「今日帰れる?」
🍍「帰れる。」
📢「じゃ駅前寄ろうぜ。」
🍍「なんで?」
📢「新しいクレープ屋できた。」
🍍「また甘いもんかよ。」
📢「うまいらしいぞ。」
🍍「じゃあ行く。」
📢「即決か。」
🍍「どうせお前が食いたいだけだろ。」
📢「バレた?」
二人は顔を見合わせて笑う。
友達同士のような掛け合いに、こさめは思わず笑ってしまった。
🦈「仲良し。」
🍍「まぁな。」
なつが照れくさそうに笑う。
🍍「こいつ、うるさいけど。」
📢「なんだと。」
いるまが笑いながら軽くなつの頭を小突く。
🍍「いてっ。」
📢「先輩に向かってその言い方。」
🍍「一個しか変わんねぇじゃん。」
📢「それでも先輩。」
🍍「はいはい。」
そんな二人のやり取りを見て、らんもくすっと笑う。
その時。
コンコン。
🍵「失礼します。」
優しい声とともに、すちが教室へ入ってきた。
📢「あ。」
📢「すち。」
いるまが振り向く。
すちは教室を見渡すと、ほっとしたように笑った。
🍵「やっぱりここにいた。」
📢「何?」
🍵「みこちゃんが探してるよ。」
📢「あー。」
いるまは頭をかいた。
📢「仕事?」
🍵「うん。」
📢「急ぎみたい。」
🍵「めんど……。」
小さく呟いたものの、ちゃんと立ち上がる。
📢「てか俺一応生徒会じゃないんだけど」
🍵「いつも生徒会室にいるじゃん」
📢「ちぇ‥行く行く。」
🍵「ありがとう。」
すちは嬉しそうに笑った。
🍵「あと。」
すちはこさめを見る。
🍵「こさめちゃん。」
🦈「はい?」
🍵「昨日、みこちゃん嬉しそうだったよ。」
🦈「え?」
🍵「『こさめちゃんが笑ってくれた』って。」
🦈「……。」
こさめの頬がほんのり赤くなる。
🍵「だから、ありがとう。」
🦈「そんな……。」
こさめは照れくさそうに笑った。
その様子を見て、いるまが口を開く。
📢「みこと、昨日戻ってきてからずっと機嫌良かったぞ。」
📢「鼻歌まで歌ってた。」
🦈「えっ!?」
こさめが目を丸くする。
🍵「ちょ、いるまちゃん。」
すちが少し困ったように笑う。
🍵「それ言っちゃうの?」
📢「いいだろ。」
📢「事実だし。」
🍵「みこちゃん恥ずかしがるよ。」
📢「あとでからかう。」
いるまは悪戯っぽく笑った。
📢「じゃ。」
いるまは教室の出口へ向かう。
📢「なつ。」
🍍「ん?」
📢「放課後、校門な。」
🍍「了解。」
短いやり取りだけ交わすと、いるまは手をひらひら振った。
📢「じゃあな、こさめ。」
📢「らんも。」
📢「また。」
🍵「またね。」
🍵「失礼しました。」
すちも優しく頭を下げる。
二人が教室を出ていくと、教室は再び賑やかになった。
🦈「……ねぇ。」
こさめが小さく呟く。
🦈「みこちゃん、本当に嬉しかったのかな。」
🍍「そりゃ嬉しいだろ。」
なつが即答する。
🍍「全財産かけるくらい好きな相手が、笑ってくれたんだから」
🌸「うん。」
らんも頷いた。
🌸「俺でも嬉しいと思う。」
こさめは少し照れくさそうに笑った。