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今日はDANDAN!EBiDAN!の収録日。久しぶりに推しに会えるのが楽しみでうきうきとした足取りで控え室に向かった。
「おはよーございまーす。」
「あ、楓弥おはよ」
「えいくん!おはよーございます!」
「んー…おはよ、」
朝早かったから未だに睡魔と戦ってぽわぽわとした雰囲気を纏っているえいくんを見て今日も俺の推しが可愛い!!!と叫び出したい気持ちをぐっ、と飲み込んだ。
「…あ、そーだ。楓弥聞いてよー」
「なんですか?」
「おれね、今度撮影で髪染めなきゃいけなくなっちゃったぁー。黒髪やだー。」
きゅん!!!!黒髪になるんだ!!!かわよ!!!え、何この人、ほんとに俺より年上??可愛すぎない??
「えいくん黒髪になるの、!?え!まってすっごい楽しみなんですけど!」
「えぇー、ほんとぉ?じゃあ染めたら楓弥にも見せにこよー。」
そう言いながらふにゃっ、と笑うえいくん。だからなんでこの人こんなに可愛いんだって。ずっと眠気眼で居てくれ!!
数日後
次に見かけたえいくんは本当に黒髪になっていた。どうやら俺らが振り入れする前にワンエンがBスタジオで先に練習してるみたいだった。人入れ替えのために壁沿いに沿って時間を潰すようにスマホを弄っていると機材を持ってえいくん達が通り過ぎる。
「あ!えいくんマジで黒髪になってる!!めっちゃ似合ってます!」
「でっしょー。黒髪にした!」
にひひっ、と効果音が着くような笑顔を浮かべて目の前を通り過ぎるえいくん達。ほんと、何あの人可愛い、赤ちゃんじゃん、、今産まれたみたいな可愛さしてるじゃん…
スマホを握りしめ悶絶してる数分後機材を置いたえいくんがぴょこぴょこと走ってきた。
「見てみてー!どう?黒髪にあってるでしょ?」
髪の毛の1部を上げて俺に見せ付けるように少し屈んで染めた髪の毛を見せてくれる。それもにこにこしながら。
「!!え、あ、めっちゃ似合ってる!!好きです!!」
「だろ!よし、満足!レッスンこの後?」
「あ、はい!!この後からです!」
「そっかぁー、頑張れよ。ほい」
えいくんはそう言って俺の手の上に塩分チャージを置いてくれた。それじゃ!とにししっ、と笑いながら手を振ってスタジオに消えるえいくん。だ、か、ら!!なんでこの人はこんなに可愛いのって!!
「勘弁してぇ…可愛すぎるって……」
これが計画的なのか、はたまた天然なのか、いや、どちらでもいい。とりあえず言いたいのは…