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庵野
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とくめい
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kurara
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コメント
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うぁー…若井さんの気遣い&スパダリ感が見え隠れしているこの感じ…(*´﹃`*) くららさん、チョコ好きなんですか? 私も大好きです!目が無いです! 色々興奮する回でした(・∀・) 続きの展開、楽しみです✨

猫の置物の顔が若井さんに似てるの、可愛いです....(ФωФ) 自分が猫が好きなのもありますが、大森さんが若井さんに似ている猫の置物を見ていることに、親近感を覚えました( *´艸) 次も楽しみにしています!
第5話、読ませていただきました! 大森さんが若井くんにどんどん主導権を握られて、ちょっと戸惑いながらも心地よさを感じ始めている…この距離感の変化がすごく丁寧に描かれていて胸がじんわりしました。特に「猫の置物が若井くんに似てる」って気づいた後、照れながら逃げる大森さんが可愛すぎてニヤニヤが止まらなかったです。あと、若井くんが大森さんの甘いもの好きをちゃんと観察してるって分かるシーン、好きな人のこと細かく見てる感じが伝わってきて良かったです。今回も素敵なエピソードをありがとうございました!
ヘリオトロープ⑤
大森side
大森「……(すげぇ)」
そこは多種多様様々な物で溢れたストリートになっていた。
綺麗に飾られた店もあれば、乱雑に物が置かれた店もある。普段見る日本のフリーマーケットや〇〇市とは違って、その国や出店者の個性が見えてこれはこれでとてもわくわくする。
若井「気になる物があったら止まるんで言ってくださいね。俺も言う……あっ!あれ見たいっ!あっちの店も!主任っ!ほらっ」
大森「お、おいっ!引っ張んなっ」
言ってる傍からあっちもこっちも、と言いつつ、俺の腕を引っ張る若井。
あれこれとキラキラとした目で物を見ている若井。お前がめちゃくちゃ楽しんでんじゃんって思いつつも、普段会社の時とはまた違う笑った顔に、プライベートだとこんなにも柔らかく笑うんだな、子供みたいにはしゃぐんだなっと思った。
若井が立ち止まったお香のお店で、どれにするか真剣に悩んでいるのを見ていたら、ふと横の店の端っこに置かれた置物に目がいった。
大森(……なんか見たことある顔……)
その置物は猫の形をしたもので、何故か少し変わった表情をしていた。
大森(なんだ……この違和感…………どっかで…………あ)
思い出した。
先日の若井とそっくりだ。
ホッとしたようなガッカリしたような表情、正にそれ。その時の若井と同じなんだ。
若井「主任お待たせ……主任?ニヤニヤしてどうしたんですか?」
大森「っ?!に、ニヤニヤなんてしてないっ」
若井「いや、だって今、その猫見て……」
大森「してないったらしてないっ!ほら、次行くぞっ」
若井「ぬわぁっ、ちょっ、待ってよっ主任!」
猫の置物を見ていたことが、なんだか恥ずかしくなって、逃げるようにその場から去ってしまった。
若井「そんなにあの置物気に入ったんですか?」
大森「だから違うって」
若井「めっちゃ見てたからてっきり欲しかったのかと思った」
大森「いや、見てたのは…………」
若井「もしかして俺に言いにくいこと?……例えば……」
大森「ちがう」
若井「んじゃぁ……前の恋愛とかに関するとか?」
大森「ち、ちがっ」
若井「え〜、その動揺っぷりが怪しいから正解でしょ?元恋人が飼ってた猫にそっくり……とか?」
大森「…………お、お前に……似てたから……」
若井「え?俺?!」
大森「そ、そうだよ、お前だよっ……あの変な顔がお前にそっくりなんだよっ」
若井「えーっ!変な顔って……主任ひどっ、これでも俺、学生の頃めちゃくちゃモテてたんですよ」
大森「じゃあそんなにモテるなら俺なんかに付きまとったりしなくていいだろ」
若井「それとこれとは別ですって……あ、主任あっちかそっち、食べます?」
大森「おい、話逸らし……」
若井「だって主任、好きでしょ?」
自らモテ自慢の話をしたくせに、その話を逸らしたいために、若井がまた何か食べようと提案をしてきた。
そんな話に乗らないと思いつつ、指さされたお店は……
甘い食べ物のお店だった。
大森「……なんで俺が甘いもん食べるって知ってんだよ」
若井「それは課の人が旅行のお土産とか配る時に主任は絶対に貰ってますから。甘いもの苦手なら断るのに貰う=好きでしょ?それに貰ったお土産をその日のうちに食べるのも知ってますよ」
大森「…………」
若井「あ、でもそれはその日の内にお礼を言うためですよね?」
確かに若井の言う通り、食べるのは貰った人へのお礼を言うためで当たっている。
だけどいつの間にかに若井にそこまで見られていたのかと思うと逆に怖くなった。
大森「お前…………こわ」
若井「そっ、そんなっ!ただ周りを見てるだけですよ!武智さんは生魚嫌いとか、倉田さんはチョコに目がないとか……主任以外の人も見てますから!!洞察力ですっ洞察力!」
俺も倉田がチョコが好きなのは知っていたが、武知が生魚嫌いは知らなかった。
若井「ほらほら、誤解は解けたんで主任、どっち食べます?」
何かコイツに言い負かされてる感が否めない……が、若井に提示されている甘い食べ物屋は、俺の好きな食べ物だった。
コイツはいつの間にかに俺の好きな物まで知ってんのかと疑いたくなる。
大森「……」
正直、悩ましい。
どっちがいいかと言われたお店は、アイスとクレープ。
クレープは男の俺が普段そうそう食べれるものではないから食べたい気もするが、アイスはアイスで俺の好物だ。
チラリと若井に目線を向ければ、ニコニコと俺を見ていた。
大森「な、なんだよ」
若井「主任、あそこよーく見てください」
大森「あ?」
若井の指差すクレープ屋のPOPを見れば
『+200円でお隣のアイストッピング出来ます!!』
大森「っ、おま、早く言えよっ」
若井「いやぁ〜、主任が悩んでるのが可愛いなぁって」
大森「…………〇ねっ!」
若井「ひどっ!!でも、これで決まりですねっ」
いつもと違って、若井に主導権を握られてる感じに調子が狂う。
今はプライベートで歳も同じ。
上下関係なんてないのに
大森「……なんか、すげー調子狂う」
若井「ん〜?何か言った?」
大森「いや、なんでもねーよ」
若井「主任何するか決まった?俺はチョコバナナにチョコアイスっ!」
大森「俺は……チョコホイップに…………バニラアイス……」
若井「了解っ……すみませーん」
若井に動かされることに調子が狂いつつも……
流されることに心地いいって思う自分も居る
満たされずにいたものが
満たされてゆく
そんな感覚に似ていて
胸の奥が
暖かくなる
─────
挿絵を描いてて、更新が遅くなりましたっ、すみませんっ!!
挿絵の猫は、作中に出てくる武智(たけち)モデルの親友が描いてくれました(*´˘`*)
ちなみに、2パターン送ってくれたんですが、もう1つは、他に目がいって(金🥚)話が入ってこないので没になりました。笑
それがこちら↓
他界隈にも関わらず、猫や若さんとか描いてくれる本当に優しい友人です。
SpecialThanks たけち♡