⚠️キャラ崩壊あり 大人のキス等の過度なスキンシップあり 突如視点が変わります。
第7話 とある酒の場での噺 パート2
しゆんくんにキスされた後、一人で心を落ち着かせていると、ふと影が落ちる。
顔をあげるといつの間にかすぐそばに来ていたさとみくんがこちらをじっと見下ろしていた。
「さとみくん、どうしましたか……?」と問うが無言でしゃがみ込んだ彼にぎゅっと左手を握られる。
手のひらに熱い体温が伝わってきて、じっとりと手汗が滲むのを感じた。
困惑しつつさとみくんを見ると、ギラギラした目でにじり寄ってくる。
大きく胸元が空いた白いシャツからチラリと鎖骨が見え隠れしているし、
透き通るような肌にほんのり朱色に染まった頬と発色の良い唇がとんでもなく色っぽい。
目のやり場に困っていると、すり…と優しく頬を撫でられた。
「ろぉーぜー。」微笑みつつ甘い声で名前を呼ぶさとみくん。
するりと腕を首に回され、ぐんと距離が縮まり、すぐ目の前に国宝級の顔面がある。
至近距離で見つめられ、かぁっと熱くなった身体には汗が滲み、心拍数は急上昇した。
わたわたと体を引こうとするも、背中に壁が当たり逃げられないと分かる。
突如顎をクイっと引かれて囁かれる。
「俺ともキスしよ?」「へ?ちょ、まっ…」
ちゅ。柔らかい唇が触れ、すぐに離れた。
先程しゆんくんとしたのとおなじ、軽いキス。
でもそれだけで一気に頬が熱くなり心臓の音がばくばくと耳の中で響いている
はくはくと口を動かすもうまく声を出せない。
「ははっ、可愛い。」目を細めたさとみくんが両頬をやんわりと掴み、顔を近づけてきた。
またキスされるーー! そう思い、ぎゅっと目を瞑ると再び唇が触れた。
ちゅ。
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ぎゅむっと目を瞑ったまま、ぷるぷると震えているロゼが可愛くて
加虐心がくすぐられたさとみは、するりと唇の隙間に舌を滑り込ませる。
「っ!?!?」
驚きで小さく跳ねた後に離れようとするロゼの肩をぐっと掴んで逃がさない。
そのまま下顎をゆっくりと舐め上げるとぐいぐいと胸元を押されるも酒の所為かその力は弱々しい。
可愛らしい抵抗を受けつつ、口内を蹂躙していると
飲み込みきれなかった唾液がロゼの顎を伝った。
息苦しさからか強く瞑っている目の端からぽろぽろと涙が溢れ始める。
「んっ…ふ、」
上顎から下顎、歯の並びまで丁寧になぞった後に逃げる舌を追いかけ絡めとると
目を閉じていられなくなったのか涙で潤んだ瞳がちらりと覗いた。
とろとろに蕩け切ったロゼの顔に、かろうじて留まっていたさとみの理性がぷつりと切れる。
何度か角度を変えながら口内を貪っていると
緊張で強張っていたロゼの身体から徐々に力が抜けていく。
抵抗出来ないのをいい事に、キスしたまま
ロゼが着ているちぐさとお揃いの黒いパーカーと白ズボンとの隙間から
手を差し入れて本格的に暴こうとすると、後ろからものすごい力で肩を掴まれて引き離される。
「あ゛?」と振り向くと、ばっと組としゆんの3人が肩を掴んでおり、
その後ろで莉犬ところんを従えたるぅとが
仁王立ちしながらゴミを見るような目でこちらを見下ろしていた。
「さとみくん?これはどういう事ですか?」
「あー、……………つい?」
「つい?で済ませられるなら警察は要らないんです。ひとまず離れて下さい。」
名残惜しいがるぅと達が物凄いオーラで威圧してくるので両手を上げて素直に離れると
支えを失ってずるりと崩れ落ちたロゼに莉犬ところんが駆け寄る。
「ロゼくん、大丈…うぐぅっ!!」
と変な声を上げて勢いよく崩れ落ちるころんと、ぴたりと立ち尽くす莉犬。視線を向けると、
ロゼが「…りぃぬくん…?」と顔を赤らめ、
肩で息をしながら涙で潤んだ瞳で莉犬を見上げていた。
その表情がまるで事後のようで、
ーーーーーーうわ、えっr…… と 皆の心が一つになる。
「っ〜とりあえず、さとみくんはついてきて下さい!!」
と若干頬を染めたるぅとに腕を掴まれ、部屋の外に連れ出される。
無言でずんずんと廊下を進むるぅとに手を引かれながら
「もう少しだったのになぁ、」と小さく呟くと
聞こえたのだろうか、振り向いたるぅとに
「さとみくん、僕達皆で約束しましたよね?抜け駆け禁止だって。
今回の事、それ相当の覚悟をして下さいね?」
と笑顔で凄まれるが全く目が笑っていない。
「……(スゥーッ)…はい。」
その後、早々にお開きとなり、
familyの皆や社長にこっぴどく叱られ、「接近禁止令」が下された為
さとみくんの姿をロゼが再び目にしたのは約一ヶ月後であった。
ーーーーーつづく?
コメント
4件
組み合わせが最高すぎるし、💫❤️くんのえっっtな感じ描くの上手すぎますッッ!!!!!😭🫶