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ベッドに入った後、よくよく考える。


声の出し方をキスという行為で「学んだ」?


いや違う。知っているのだ。


そこで初めてもときが声の出し方を”忘れた”ことに気づく



声の出し方を忘れることにはいくつかの精神的要因があることは確かだ。


じゃあ一体それはなんなのか。

これを突き止めることは少なくとも、もときという存在の核に触れることになるだろう。


すなわちパンドラを開けるということ。


ただその行動は俺にとって必要ない。

もときがなんで忘れたのか原因を知る必要は一切ない。いや逆に知ってしまってはダメだ。


隣ですやすやと眠っているもとき。

少しばかり眺めた後、俺も眠りへと入ることにした。










それから1週間、あるいは2週間ほどもときと時間を過ごした。


女に呼ばれるたび、行こうとするともときが寂しそうにするからそいつらとの関係は全て絶った。



まぁそんなことはどうでも良い。

少しずつ、だが確実にもときは声の出し方を思い出してきていた。











ある日、


紙とペンを与えると基本俺たちはそれで会話をすることになった。


文字を書けるのは現代では普通だが驚いてしまったのは秘密だ。






《名前なんて言うんですか?》



と聞いてきた時には”若井滉斗”とフルネームを名乗った。


そしたら何度も頑張ってわかい、と言おうとしていたのがなんとも可愛かった。


流れで元貴と漢字では書くこともしった。


げんきともよめるね、本人とは真逆だけど、笑











1ヶ月もすれば大分喋れるようになっていた。


人と触れ言葉に触れることで思い出したかな。




「もときー」


そう呼ぶとくるりと振り返る


「呼んでみて ?」



自分自身を指差しながらそう指図する



「ひ、ッひろ、と、!」



「おぉーよく出来ました、❤︎」



頭を撫でてやるとより一層喜ぶ



もう、いいかな。言葉も取り戻してきたみたいだし


イイヒトはこれでおわり。


ここまで我慢した自分を褒める。



















自我です。

この作品で100いったの驚き

そんなにやばくない…?

ひよってますね、笑笑




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