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「…ただいま」
やつが僕の元に戻ってきた。
「ッ…!?」
嫌な予感がした。
キヨくんは?キヨくんは壊れちゃったのか?無事なのか?
全てを聞く前にこいつが先に口を開いた
「君のお友達、すごいね」
「私が偽物だとすぐに見抜かれちゃったよ。」
「観察力がすごい。まさにここの世界に欲しい逸材だ。」
「どうやってキヨくんの精神を破壊しようか。 」
ずっと意味の分からないことを話している。
逸材?なんでキヨくんがこの世界に必要とされているんだ。
「ねぇ、君はPーPくんであってるよね。」
「キヨくんがそう呼んでたから。」
「ッッ…」
こいつに名前を呼ばれると背筋がぞわっとする。
「あ、キヨくんの精神を崩壊する方法、
ひとつ思いついたよ。」
そう言ってそいつは近くの刃物を手に取った。
「何をッ…」
「君を壊せば、キヨくんの精神は崩壊するはずだ、きっと。」
「…コノもそうだったからね。」
こいつの言っていることはよく分からなかった。
でも、壊される、すなわち殺されることだけはよく分かった__
「君の友達、名前は?」
俺はコノにPーPの名前を聞かれた。
「言うわけないだろ」
言って何かが不利になることはないだろうけど、こいつに大切な友人の名前を知られたくなかった。
「はは、そうだよね」
「君の友達、多分危ない。」
「なんで。」
コノは少し俯き言った。
「キヨ、さっき偽物の友達に会ったでしょう。」
「…うん」
コノは少し間を含み言った。
「あれが僕たちのボス。」
「…は、ボス?」
「ボスはキヨのことを必要としている」
「…なんで」
「それは分からない。」
偽物のPーP、つまりボスが俺の前に現れた理由を聞いた。
「きっと、キヨの精神を崩壊させたかったんだろうね。」
「あのまま自分を責めて、倒れて、精神が崩れた時」
「君も、僕と同じ異形頭になって、ボスに従わなければならなくなっていたはずだよ。」
「…あくまで僕の憶測だけどね。」
その話を聞いてぞっとした。
なるほど、そういう目的だったのか。
「だから早く」
「早く友達を助けてここから出て。」
「どうか僕みたいにならないで」
「チッ、…」
コノは敵だ。騙されるな。
いいやつぶってるのが頭に来て舌打ちをした。
「 ボスは精神的に攻撃してくる。」
「どうやったらそいつを止められる」
「…分からない。」
少し間を空け、コノは答えた。
「だから僕がボスと会話をして時間を稼ぐ」
「その間に友達を助けて」
「…そしたらお前が危ない」
「あれ?僕のことは仲間として見ていないんでしょ?」
こいつの頭の回転のよさにはついていけない。
「…見てない。でも」
「あいつを失うくらいなら、賭ける」
「助けるよ」
「…おう」