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山富士門跡は、月田亭を訪れた。(やっぱり一人暮らしっぽいわ)と思った。
「月田さま、幻覚寺の山富士で御座います。」とインターフォンで名乗った。
「どうぞお構いなく…」と、月田氏がお茶を出したので礼を言った。「あの…月田さまは今回始めて奥様の合祀で檀家さまになって頂いたんですが、金隠氏のことは、誰に聞いたんですか?」と彼女は切り出した。
「あぁ、寺の近くに知り合いが居るもんで、お宅の寺は尼寺で、門跡が短命だって有名なんだそうだ。」「まあ!」「で、美人薄命かと聞いたら、門跡の亜漕さんはそうでもなかったらしい。と言う事は、容姿は無関係だな…」と老人はずけずけ言った。(失礼な老人だわ…)「金隠っていう坊さんは門跡の亭主だったらしいが、彼は尻にしかれてるっていうか、あまり女には逆らわないタチだったらしい。不満が募って門跡が階段から落とされたかもっていう噂があったそうだ。その前の門跡さんは、お茶が好きだったらしいけど、変な茶でも飲まされて、足下が狂って柱にアタマをぶつけたのかも知れん。」
山富士は帰る道みち考えた。(大人しい人ほどわからないっていうわ。老人の言う事は無視出来ないかもしれない)
やっと秋が始まり涼しくなったが、山富士はコートでも着込みたいほど寒くなった。
月城 蓮桜音
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水羽
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コメント
1件
おおっ第58話、めっちゃくるものがあったよ…!😭✨ 門跡が一人で月田さんちに行って、ズバズバものを言う老人に面食らうシーン、こっちまでドキドキしたし、「大人しい人ほどわからない」って帰り道に思うとこ、すごく胸にきた〜🥺 最後の「コート着込みたいほど寒くなった」が事件の予感させてて続きが気になる…!次話も絶対読むよ📖🌟