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小4の頃、オメガバース検査結果が担任から一人一人廊下に呼び出され、手渡された。
保健の授業先生が、、
「男、女以外にα、β、Ωがある。」
α(アルファ) 優れた容姿と能力を持ち、特権階級的立場としての歴史を持つ。
β(ベータ) 社会の中で多数派の属性であり、オメガの出すフェロモンにも強くは惹かれない。
Ω(オメガ) 発情期が存在するため社会の中で虐げられてきた圧倒的少数派の属性。
家ではいつも、、
「祥ちゃんはきっと αね。ママには分かるのよ。お兄ちゃんもαだったもの。」
「落ち込む事は、無いぞ!灰崎 先生が守ってやるからな!」
先生からの優しさが俺は、憐れみをかけられているようで無性に腹が立った。
「祥吾!お前なんだった?俺、α!すげぇだろ」
「、、おぉ!一緒じゃん 俺もα」
「ずっと一緒に居れるな!」
「おぉ!」
灰崎は、その日Ωは恥ずかしいこと。皆にこの事がバレたら一緒に入れなくなると察した。
「ただいま!」
「おかえりなさい、祥ちゃん 検査結果もう返された?」
「まだ貰ってない、、」
「ご飯食べたら、お風呂入ってね」
「うん、わかった」
灰崎は、風呂を入る前にランドセルから手紙を取り出し、丸めて 引き出しに隠した。
「、、、」
「お母さん!お風呂出たよ))っ!」
灰崎は、リビングの机にある ぐしゃぐしゃの手紙が引き出しに隠した物と察した。
「祥ちゃん、、これ何?」
「っ違う!これ、、」
「っ!気持ち悪い 自分がΩなんて産んだなんて恥よ!」
その頃から、灰崎のひとり暮らしは始まった、、