「ソ連!こっちこっち!」
優しい記憶
「もう!また転けたのか?痛そう……大丈夫!僕がどうにかしてあげるからな!」
優しい言葉
「フフ……ソ連は弱い子だから……僕が将来ソ連の事お嫁さんにして守ってあげる!」
優しい約束
幸せだったのにね
ねぇ、どうして裏切ったの?
優しい君はどこに行っちゃったの?
どうしてそんなに酷い事するの?
何もしてないじゃん、その子達
「ねぇ、ナチ」
「いいや、ドイツ」
「俺と結婚するんじゃなかったの?お嫁さんにしてくれるんじゃなかったの?」
「どうして戦うことになっちゃったの?」
「どうして俺の事劣等生って罵るの?」
「ねぇ、教えて?」
長らく苦しんだ戦いも、一つの弾丸によって終わりを告げた。
「……?」
終わったのは良いが赤の帝王の居場所が分からない
「探すか……」
そうして探し出す。
「全然いない……数時間は探してるのにな」
だから、戦いが終わりを告げた場所へ向かう
「……ソビエト連邦様……?」
「どうしたの?赤陸軍?」
「その……それは死体では……?」
「うん!そうだよ!!」
俺の”夫”の死体だよ
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