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耳
を塞いで、泣いているのですか? 星が落ちるまでに君を探したいけれど僕にはそれができないらしい……だって僕が探せばすぐに見つかるだろうけど見つかれば君は僕の前から消えてしまう気がするから……僕はそれに怯えるしかないんだよ、臆病なんだから”もしも今 空を見上げたならばそこに輝く無数の星の光があるわけだけれども”でももし仮に星が落ちてくるとして僕はそれを避けようなんて思わないんだ”“それを美しいと思ってしまうほど心を捨ててしまっているんだってわかるから、さあ一緒に落ちていくか僕一人で死ぬかを選ぼう”“こんな僕を見ていられないっていうのならいっそ殺してくれないか……そして僕のために泣かないでほしい”“誰も傷つけることはしたくないから僕は静かに消えることにするよ、せめて君の涙だけでも拭うことができていれば良いんだけど”……君はもういないはずですけど、どこへ行くつもりなんでしょうか”星が降る夜に君を探す旅に出よう、君に会いたいと願いながら、きっとまたいつか出会う日まで、さよならは言わずにおこうと思うよ”“君の心に届く言葉を探していたら結局言えなかった、でもこれで良かったんだと思うんだ 本当に言いたかった言葉を言えば、またいつか会いましょうと言うことになるのが怖かった”だってそうでしょう? 君を救える言葉なんか見つかりっこないってわかった時には、きっと諦めるしかなかっただろうし そうなった時の自分がどうなるかも考えたくもなかった”ああそうだ君の名前を聞いていなかったっけ?……うんありがとう”名前を呼ぶだけで胸が熱くなるのを感じられたから……
君の歌声が今も耳に届いている気がするんだよ”さよならは言わないけれど、どうか幸せになってください”“僕はもういいや……だから最後にひとつだけお願いしたいことがあるんだけど聞いてもらえるかな”“僕は君のことを絶対に忘れないし誰よりも何よりも応援しているってことだけは許してもらえないだろうか”“もし、願いを叶えてくれるっていうなら僕はこれから先も生きていくために歌ってくれないかなって思うよ”“僕は、君の歌を聞いている時が一番幸せな時間だったって伝えたいんだ』『だから、僕のことは気にしないでくれ 君は笑って歌ってくれると約束してくれただろう? それを信じたい』
『そして、最後のわがままです 僕はあなたの歌う姿を見ていたかった……こんなことを言ってごめんなさい。でもこれだけは本当なんですよ?』『本当に好きだった、大好きだった……ありがとう、お元気で!』
―――
【星が流れました】
今日もまた新しい一ページが開かれる。誰かが書き残していたであろう日記帳には一言だけ書いてあった
「ぼくは、きみのうたうすがたにあいたかった……」
空に輝く星の海の中で輝く星たちが流れ落ちていき消えていった…………。