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猫咲×四季♀


「おい、四季!」

「前髪パイセン!…前髪は!」


かきあげられたことで戦闘時ぐらいしか見えることがない双眸が見えている。


「んなもん、全部オールバックに決まってんだろ」


「…俺いつもの前髪のある先輩も好きだけど、今のも好きだぜ」


聞いてもいないのに四季にそう言われた猫崎は赤い顔をして顔を背けた。ニヤッと笑って顔を覗き込むようにして首を傾げた。


「前髪パイセン照れてんの??」


「…うるせぇ、にゃん殺すぞ」


「珍しい〜顔も赤いな〜」


自分が良くなった四季は楽しそうにニヤニヤと笑みを浮かべている。


「前髪パイセン…猫咲さんは俺のこと好きじゃないって思ってたんだ。」


「あ?」


「猫咲さんは俺なんか眼中にねぇんだってずっと思ってたんだ、カッケェし、つえーし」

「俺よりずっと先にいるから」


ふと溢した声を続けながら己の掌をじっと見つめている四季、その手には猫咲が知らない重さを乗せている。

鬼神としての覚悟か、過去の後悔か。それを推しはかる機会も非常務勤務員だった猫先にはわからない。


「俺は、お前しか見てなかったけどな」


「…マジ?」


少し泣きそうな顔をしている四季、当たり前だろ。あの雪山で、自分の安否よりもクラスメイトを助けようとすること、その上そいつの闇を照らし出すだけじゃなくて成長までさせる。

挙句には自分は体調が悪いにも関わらず超遠距離からの狙撃。

目を惹きつけられるどころじゃねーだろ。


その言葉を口にするわけでもなく猫咲は下を向いている四季の顔を見るために呼んだ。


「四季」


「!珍しっ!いつもは一ノ瀬呼びじゃん!!」

「何々、どしたん?」


大きな目で見つめる顔を見ながら、ベール越しにその唇に触れた。


「…え、ふえっ!?」


四季は猫咲の急な行動に間抜けな顔をして赤く頬を染めた。

その表情を見て猫咲はイタズラが成功した猫のようにニヤッと笑った。





『目を逸せなくなったあの日から幸せでしかねぇよ』

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コメント

2

ユーザー
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きゃー!!不意打ちッッッ!!! ねこの不意打ちだー!!もう四季誰でも魅了できちゃうでしょ!!w

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