テラーノベル
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お久しぶりです!!
薬の材料である花を集めて、トラックに詰めて、を繰り返しているとすっかり深夜になっている。周りは暗い山で街の景色がとても綺麗に見える。
「え?!」
何らかのバグで少し目を離していたらトラックが消えている。
「マ?!あんだけ頑張って詰めたんだけど〜、、、てか、どう帰ろ。」
「起きてる奴いるかなー、」
無線で確認しても、返事は無い。恐らく皆寝たのだろう。
「はぁ、、警察に連絡するか?でも花持ってるしなぁ…」
「救急隊とかか?でもなぁ〜…勘づかれたらだるそうだし…」
「待って、ヘリの音聞こえね?、やばッ」
急いで木の裏に隠れる。すると何故かヘリは着陸して、、ヘリから1人、降りてくる。
最悪..見られたか?でも隠れたし、夜だしなぁ…てか、あのヘリ警察のじゃなくね?あれは..え?蓮くん?!
「え?!夕コサン?!?」
「あ、、れんくん、」
「え?なんでここに?!てか、え?は?!」
「落ち着いて!!(事情詳しく説明中)」
「はぁ…送りますよ、どこ送ればいいっすか? 」
「じゃあー、ゲーセンアジトで」
「てか、夕コさん…こんな深夜なのに危ないっすよ?」
「え?なんで?」
「はぁ…もし変な奴が居たらどうしたんすか?」
「いや、車あったし..逃げれる」
「じゃあそいつに追いつかれたら?」
「殴る?とか?」
「それで、負けたら?」
「いや、なんで俺怒られてんの?…」
「はぁぁ……..」
「??、」
「着きましたよ、降りてください」
「え?あ、うん」
降りようとしていると急に蓮くんに腕を掴まれる。
「え?なに?どうした?」
「、ちょっとついてきて」
「いいけど、急用?」
「急用じゃないって言ったら来ないんすか?」
「いや、行くけど…」
「けど?」
「俺、花持ってるからさ」
「あぁ、待っとくんで」
ヘリから降り、アジトに入って花をしまっていく。ついでに変装のワンピースを着て、アジトから出て、蓮くんの元に行く。
「で?どこ行くん?」
「、夕コさんってまだ好きな人いるんすか?」
「…いないよ、もう」
「じゃあ、俺可能性あるってことすか?」
「え?」
「夕コさん..レダーさんじゃなくて、俺にして」
「え?!は?!」
急すぎて頭が追いつかず、顔がどんどん暑くなっているのがわかる。でも、そんな俺を見つめる蓮くんの顔はどこか悲しげ。
「俺じゃ…ダメすか?」
「いや、え?いつから俺を、」
「ずっとですよ、、」
「ッ…」
今までのことが一気に思い浮かぶ。
レダーさんの恋愛相談は全部蓮くんにていた…その時の顔が暗かったのは俺の話を聞くのがめんどくさいからだって思ってたけど、本当はそういう意味だったんだ。
「ごめん、そんなに想ってくれてたとか、知らなかった。 俺蓮くんに辛い思いさせてた…」
「いいっすよ..別に。」
「なんで、俺を?」
「、一目惚れですよ、」
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