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リクエスト下さい
・注意
この物語はフィクションです。
実際の人物や組織、政治、思想等とは一切関係ありません。
また、戦争や犯罪、差別等を賛美、助長するものでは決してありません。
物凄く不謹慎です。
原子爆弾要素あります。
日帝さんが病んでます。
日帝さんが情緒不安定です。
幻覚見えてます。
キャラ崩壊注意。
死ネタっぽい?日帝さんは死んでませんが、
空さんと海さんは死んでます。
日帝さんは陸軍です。
日帝さんは日本が生まれるまで死ねない設定です。
物凄く暗いです。
後味悪いです。
人によっては胸糞かもです。
注意書き読みましたね?
大丈夫な方お進み下さい。
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『消えたいな』
なんて思うようになったのは何時からだろう。
空が死んだ日?海が死んだ日?それとも、原子爆弾が落とされた日?
戦争が始まった頃だったような気もするな。
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五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い!
耳元で囁くんじゃない!
『お国の為に』 『欲しがりません勝つまでは』
『贅沢は敵だ』 『足らぬ足らぬは工夫が足らぬ』
『進め一億火の玉だ』 『撃ちてし止まむ』
『産めよ殖やせよ国のため』
頼むから、もう止めてくれ。
【お前が死ねばよかったのに】
【なんで俺らが死ななきゃならないんだよ】
【まだ生きていたい】 【死にたくない】
【死ね】 【死ね】 【死ね】 【死ね】
言わないでくれ。すまなかった。私ごときの力じゃ、どうにもならなかったんだ。
【逃げるな】 【謝れば良いと思っているのか?】
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目の前に広がる景色。
それは、国民が見た景色だった。
初めは1人の母親だった。
「お母ちゃん。お腹すいたよぅ…」
そう言ったのは、おそらく6歳ぐらいの女の子。
「ごめんねぇ、ごめんねぇ、食べる物は、もう無いの。 」
そう言って、なだめる母親。2人共痩せ細っている。
「父ちゃんが、お国の為に頑張って戦っているからね。勝つまでの辛抱だよ。」
母親の言葉は、おそらく戦時中、幾度となく使われてきたのだろう。勝てもしない強国相手に、
勝つまで、勝つまでと。
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その次は、特攻隊の兵士。
「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ」
明日が出撃の日の様だ。
「死にたくねぇよ……」
「あぁ、あいつら元気してっかなぁ………」
「兄ちゃん、お国の為に散ってくるよ。」
きっと兄弟がいるんだろう。その目は、家族の事を話す時は慈愛に満ちている。
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次は戦争孤児となった子供だった。
まだ8歳ぐらいだろうか、ボロボロの服を着て立っている。
「あれ、お母ちゃん、お父ちゃん、どこ……?」
「ねぇ、姉ちゃん起きてよ!なんで起きてくれないの…?」
あまりのショックな出来事に、記憶が飛んでしまったのだろうか。
起きて、起きてともう息絶えている姉を揺さぶる弟。
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その後、色々な人の人生を見た。
まるで映画のようだった。一人一人にストーリーがある。
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はは、何も守れず消えていく。
【結局守れず、失って終わり。】
大切な事に気付かないまま、突っ走って行ってしまった自分に飽き飽きする。
【戦っていた兵士の癖に、】
勝てばいいとだけ考えていた。
【自分の利益ばかり。他人のことは考えず。】
頭の何処かでは、もしかしたら気付いていたのかもしれない。
【自分は悪くないとでも?】
でも、気付かないフリをした。
【逃げた卑怯者だ。】
国を背負うだけの器では無かったんだ。
【皆お前に期待したのに。】
責任が怖くて、敵が怖くて、多くの人の人生を滅茶苦茶にした。
【今更気付いても、もう遅い。】
きっと報いが来たのだろう。
今度は私が苦しむ番。
死ぬほうが、きっと楽だろうな。