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──シャワーから上がった彼と、二人で布団に入った。
「もっと、こっちに来るといい」
手首が引かれ、厚い胸板に抱き寄せられる。
「抱いたまま、寝てもいいか?」
抱かれた腕の中で、こくんと頷く。
「……好きだよ」
彼の囁きが甘ったるく耳元をくすぐる。
「……私も、好きです」
応えて返すと、ぎゅっと強く身体が抱きすくめられて、彼の鼓動を間近に感じながら、私は心地のいい眠りについた──。