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「おい、風呂は?」
「あ、ごめんね、ご飯できて」
「いらねぇ、飲んできたし。早く風呂沸かしといて」
「はい…..」
「まま、おやすみなさいっ!」
「おやすみ。」
こんなに酷く当たってくるの、いつからだろう。
少なくはなってきたけど、少し前までは手を挙げられたりしてた。
娘も居るのに、そんな事しないでなんて言うと
怒鳴られて、叩かれて。
最近は自己中でほんっっと腹が立つけど、反論すれば手をあげられると考えれば
我慢するしかないと思いながら過ごす毎日。もう限界にすぎない。
___
「あのさ明日、一日居ないから**のこと、見てほ」
「お義母さんに預ければいいだろ。そんな簡単なことも思いつかねえか!!!!!!」
「ごめんなさい…. 、」
「なんでこんなやつ生まれてきたんだよ。」
prrrrr….
[ ….もしもし、今大丈夫だった..? ]
[ 全然大丈夫やで。お風呂はいってた笑 ]
[ “淳太”、明日空いてる? ]
電話の相手は小学から高校まで一緒だった“中間淳太”。
相談したりなんなりで月一で会ってる人。
唯一信用してる人ってとこ。
[ 待ってな、…. うん、空いてる!! ]
[ やった。]
[ どしたん、会いたいん?笑 ]
[ んー….笑 はい…. ]
[ え、娘さんと旦那さんは? 大丈夫なん? ]
[ **は、お母さんに預けるし、あの人も好きにしろって笑 ]
[ そっか笑 ほんなら、明日待ってるな。]
[ 急だったのにありがとね。]
[ んーん。大丈夫。おやすみ。]
[ おやすみなさい。]
夜のとろーっと溶けるようなあなたの声が好き。
ずーっと、ずーっと聞いてたい、ずーっと電話してたい。
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「おじゃましまーすっ」
「どうぞ〜。」
「うわっ、!!! ( 転 」
「!!!!! 危な…笑 そうそう、ここほんま気いつけや笑」
「ありがと笑 毎回ここ転けそうになる」
「….腕、見せて」
腕…??
もしかして、さっきので…
「…なにいきなり笑 どうし」
「見せて。」
でた。自分の好きな声。とろけるような声。
淳太だし、いいか。と思い素直に見せた。
腕には青あざや、自傷跡がたくさんある。
それを見た彼は真剣な顔をしている。
そして、いつもよりも優しい顔にパッと変わり、優しい声で言う。
「よくがんばったな、ほんまかっこええわ。
︎┈ 俺ん家は、安全圏やから、安心してええからな。( 優撫 」
あぁ、なんであんな人と付き合って、籍入れて、子供作ったんだろう。
なんでこんな身近に素敵で、優しくて寄り添ってくれる人を選ばなかったんだろう。
ほんと自分ってバカだ。
優しく頭を撫でられて、今までためてきた我慢が涙となって出てくる。
そして、優しく抱きしめて、また優しく頭を撫でてくれる。
「俺に言うの怖かった?」
「きらわれると….. 思った… ( 泣
︎┈ 脚も、身体も、全部アザだらけで、そんなの見たら絶望されるって思った…. 、」
「そっかそっか、俺も今まで気づけんくてごめん….
︎┈ 絶望なんかしないし、嫌ったりなんか絶対せんよ。
︎┈ ___のこと守れるの俺だけやもん。」
勝手にこっちが偏見付けて言わなかったのに、
「気づけなくてごめん」なんて仏すぎるよ。
それに加えて、「守れるのは俺だけ」とか。
リミッター外れちゃうよ、
「相談事なんでも言っていい代わりに俺の言うこと聞いて欲しいんやけど…」
「なんでも聞く..!!!!」
「今日一日は俺の事だけ考えてて。」
そんなこと言われなくたってとっくに
「もう考えてる。友達の線超えてもいいから。今、婚約者なんて居ないから。」
「…..ほんま、あかん女の子やで。笑
︎┈ 何されても許して。」
「もちろん。」
リミッターなんてもうとっくに外れてたんだ。
1番好きなのは、今一番好きな人は、
この人だ。
唇同士が触れ合ってたなんていつ気付いただろう。
大きくて、長くて、細い手を首元へ持ってきてもっと近づける。
苦しさなんてどっかへ飛んでいく。
さっきの優しく包み込むような彼とは別人のよう。
「____、」
「なにっ….?」
「愛してる」
「以下同文。」
「んは、なんやそれ。笑」_______……
~~
「ん゛っ…. 」
「おはよう。」
「おはよ、って夜じゃんか。笑」
「あはっ笑 身体、どっか痛いとことか無い?」
「うん、大丈夫。︎」
「娘ちゃん、ここ連れてきてや。会いたい。」
「えぇ~? わかった、30分ぐらい待ってて」
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「まま、だれ…?」
「もしかしたらぱぱになるかもしれない人。笑」
「**ちゃん、初めまして^^ じゅんたって言うよ」
「じゅった、」
「かわい…笑」____…..
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あの一日を終えて元旦那には別れを告げてきた。
クズ夫のご家族に今までのことを話すと慰謝料絶対渡しますと言われ、
1週間後くらいにクズ夫から500万振り込まれた。
お母さんが相当怒ってたようで、
もっと払わせます、本当に怖い思いをさせてごめんなさいと謝罪の言葉を頂いた。
今は、幸せな家計を築けていて、子供が2人になり4人で暮らしている。
本当に、彼、いや、今のあなたには感謝してもしきれないよ。
ありがとう。これからも末永くよろしくね。
fin.