◇◇◇◇◇
パチン!
「おー!ありがとうございます!」
パチン!
「あー!なんて日だ!」
パチン!パチン!パチン!
「これで全員だな!レイラ、ありがとう!
じゃあ、みんな、集まってくれ!」
解放された元奴隷の人たちが、ベロニカさんの周りに集まって来た。
「みんな!私は嬉しいぞ!今日でお前たちは本当の意味で自由になった!もう、お前たちを縛るものは何もなくなった!」
「うおー!うおー!」
「これから先は、お前たちの自由にしたらいい!ここを出るもよし!ここに残るもよし!
選択権は、お前たちにある。
ただし、出てゆくものは、ここであったことは、内密に願う!また、出てゆく際には、隊長に連絡してくれ!
まだ、我々の戦いは続く。我々はどこにいても同志だ!それは忘れないでくれ!
あと、今晩はお祝いに宴をするぞ!全員参加だ!楽しんでくれ!
以上!解散だ!」
集まった人たちは、各々の想いを噛み締めて、元のところに戻っていく。
ただ、表情は以前とは全く違う晴れ晴れとしたものに変わっていた。笑顔がいいね!
「レイラ!MPは大丈夫か?」
「はい、大丈夫。でも、密着したい★」
「そうやな!
ベロニカさん!僕たちはちょっと休憩します。あそこのちょっと広めの場所をお借りしますね!話の続きはまたあとで戻って来ますから。」
「承知の助だ!レイラ、ゆっくり休んでくれ!
それじゃ、またあとで会議室に来てくれ!」
「ありがとうございます。それじゃ、行こう!」
僕たちは、あまり目立たない広い場所に行って、どこでも家を出す!
「みんな!ありがとう!特にレイラはお疲れ様!ちょっと休憩!」
家に入るなり、全員全裸!レイラもすっかりなかま入り。剥ぎ取りにも参加している。
こっちはこっちで自由やな!
「あ!今はレイラ優先で!」
「言われんでも、わかっとるわ!どあほ!」
相変わらず、可愛い声で口が悪いけど、なかま想いなんやな!ふふふ。また、熱血指導が始まってるよ!むふ!
◇◇◇◇◇
「そろそろ、ベロニカさんのところに戻ろうか?」
「「「「「承知!!♡☆★」」」」」
会議室には、隊長が3人揃い踏み。
「ベロニカさん!戻りました。」
「おー!ユメ!みんな!座ってくれ!」
なんか、議論が白熱してたみたいやな!
熱気がすごい!
「まあ、私たちもあのあと盛り上がってな!
やっぱり、黒の軍団はナンバーワンということで一致した!神推しだ!」
「俺も箱推し寄りのカグヤ様推しだ!」
「俺も箱推し寄りのエマ推しだ!エマ〜!」
まだ、やってたの?続きってそれ?
長時間、何を話ししてたんや?
「あとな!さっき、本隊と通信でこちらの事情を知らせたんだが、こっちだけズルいと言われてしまったぜ!そりゃもう、すごい悔しそうに叫んでたぞ!はっはっは!」
「あの叫びは良かったな!心の叫びだな!」
「そうだぜ!あんな声出るか?普通!」
「それでな!申し訳ないが、本隊長がユメと話したいそうなんだが、いいか?」
「まあ、大丈夫です。どんな方なんですか?」
「うーん、一言で言えば、オンオフ人間だ。」
あんたと同じやん!
「性格もそうだが、性別も微妙だな。しかも、表の顔と裏の顔がある。何かと変わってる。
まあ実際に話してみてくれ!」
「はぁ……。」
「あー、テステス。こちら第三拠点だ。本隊応答せよ!」
『こちら本隊のダニエラよ!ベロニカちゃんかしら?』
「そうだ。こちらベロニカだ。ダニエル!ここに黒の軍団のユメがいるぜ!」
『もう!ダニエラよ!いっつも間違えるんだから!まあいいわ!そこにユメくんがいるのね!素敵!』
「あ!初めまして、ダニエラさん!黒の軍団の頭領のユメです。」
『きゃー!本物なのね!感激しちゃうわ!
あたしは、奴隷解放軍の本隊長のダニエラよ。よろしくね!
あたしは、いつでも、ユメくん推しだからね!もう、漏れちゃいそう!』
「ユメ!ダニエルの性別は男だからな。騙されるなよ!」
「え?男性なんですか?」
『また、ベロニカちゃんは、いらんこと言うのね!意地悪だわ!プンプン!しかも、ダニエラだからね。しつこいと嫌われるわよ!
それと、あたしは、どちらでもいける口よ!二刀流なのよ!性別なんて超越したわ。まさに進化系!』
なんか、凄そう!想像したくない。
『あら!ユメくん。なんか変な想像してなーい?あたしってば、結構見た目はビューチフォーなーのよ。まあ、会った時を楽しみにしててね!むふ!』
そうなんか?話し口調は完全に2丁目のママさんって感じやから、そっち系で想像してしまうわ。
会うまで、想像は封印しよう。
◇◇◇◇◇
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