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天国の彼女
「私、凪樹君と一緒に卒業出来ない」さっき好きな人にそう告げられた。
俺は姫野 凪樹(なじゅ)中学3年生。今は11月。もうすぐ卒業。
俺は片想いしている人がいる。
茶髪のふわふわボブで黒くて綺麗な瞳。
名前は桜 真帆香(まほか)。優しくて可愛い誰もが憧れる存在。
そんな真帆香についさっき「私、凪樹君と卒業出来ない」といわれた。
一瞬戸惑った。俺は真帆香と卒業するつもりだったから。
「私、凪樹君と卒業出来ない」「なんで?俺真帆香と一緒に卒業したい」
「ごめんね。私も一緒に卒業したいだけど、うぅ…」真帆香が急に泣き出して、俺も泣けてくる。
「なんで一緒に卒業できないか教えてほしい」俺は、何か言えないような理由があると思ったから。
「私、持病があるの、それでねこの前倒れて早退したでしょ?」そう真帆香は先週倒れて早退した。
「そのとき、お医者さんに持病が原因って言われて」「それと一緒に卒業出来ないこと関係あんの?」
「うん」真帆香は続ける。「それで言われたのは〝余命3ヶ月“って言う返答だった」
「え、、、あと3ヶ月しか一緒にいれないの、、」思わず涙が溢れてきた。
一緒に卒業できない悲しさと、もう一緒にいれない寂しさでの涙。
「俺、真帆香が好き」「え」ん、俺今告白しちゃった勢いあまりに。
「わたしも、私も凪樹君が好き」「付き合っても良いけどすぐお別れ」「それでも付き合いたい」
しばらくして3か月が経った俺らはまだ別れてない。天国で元気にしている。
俺の恋はまだ始まったばかりだ。