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「食」
夏。私はペットボトルに入っている水を飲みながらベンチに座っている。するとフロイド先輩が機嫌を悪くして私に近づいてドスの効いた声で話す
「ねぇ、小エビちゃん?それ誰のキスマ?答え方次第では関係者全員締めるけど?」
いつもの可愛い笑顔ではなくすんとした顔だった。私は怖くて下を向き声が震えてしまう
「締めッ??…いや違いますよ。蚊のせいです」
「カ?誰その男?殺す」
「ヤンデレ女子♂みたいな回答やめて下さい.普通に虫ですよ。虫に噛まれたんです」
彼は納得したように顔が柔らかく通常に戻る。だが、何か妙な動きをして近づいてくる。
「へーー」
「な、なんですか?殺さないで下さいよ?」
手で私の首触れた。するとがぶりと私の皮膚に歯が突き刺さる。少しずつ血が出できてしまう
「ぎゃーー!!!!!!!」
「小エビちゃんうるさw俺噛んだだけじゃん」
「ビックリするでしょ??急に思いっきり噛まれたら…痛いし…跡もくっきり残ってますし…」
「どんな味するか気になっただけじゃん。思ったよりも不味かったけど」
「発想が怖い…」
「あとそれに!下手したらキスマ……みたいで付き合っても無いのに勘違いされますよ!!」
「勘違い?俺別にいいんだけど」
「私が駄目です!!」
「え?なんで?まさか小エビちゃん、俺に歯向かう気?」
「、……ちゃんとした付き合い方をしたいので…フロイド先輩とは…」
「それではっ!!」
すぐさま、私はベンチから離れてペットボトルを忘れ走り去っていった。
「はぁぁ〜、何それ?脈アリじゃん……」