テラーノベル
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「まなみ?」
円堂先輩に呼ばれたから離れて雷門の方に行かなきゃ行けないのに体が動かない。
「まなみ、兄ちゃんは大丈夫だから行け。」
いい子だから、な?
私はお兄ちゃんから離れ、円堂先輩の左手の小指掴ませて貰った。お兄ちゃんは円堂先輩に「悪い、円堂。」と私の代わりに謝ってくれた。
円堂先輩は、いつものように私に笑いかけてくれて私はただずっと円堂先輩の左手の小指をつかみ続けていた。
「まなみと源田が一緒にいれなくなってしまうって影山から言われたんだ。」
「鬼道と音無が破滅するって言われたんだ。」
円堂先輩の不調理由を聞いて、なんて優しすぎる人なんだろうと思った。そんなわけないのに。
お兄ちゃんが豪炎寺先輩のシュートごとゴールネットを揺らしてしまう。
「お兄ちゃん!!」
お兄ちゃんの方へ走っていた。
お兄ちゃんは笑って頭を撫でてくれた。
「お前は、いい子だなぁ」
そう言ったお兄ちゃんの声は、言葉は私が大好きだったお兄ちゃんだった。
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