テラーノベル
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「……また来たん?」
緋八マナが玄関で言う。
「うん」
伊波ライは当たり前みたいに靴を脱ぐ。
「合鍵でも持ってるんかって頻度やで」
「欲しい?」
「……それはまだ早いわ」
⸻
気づけば。
来るのが当たり前になっていた。
「マナ、そこ座って」
「なんでや」
「ご飯できるまで待ってて」
「……料理できんのか」
「失礼だなあ」
⸻
「……うま」
「でしょ?」
「普通にうまい」
「もっと褒めていいよ」
「調子乗んな」
⸻
食べ終わって。
ソファ。
気づけば、隣。
というか。
くっついてる。
「……近いな」
「いつものこと」
「せやけど」
⸻
「マナ、ちょっとこっち」
「ん?」
引き寄せられる。
そのまま、軽くキス。
「……自然すぎやろ」
「慣れた?」
「……まあな」
⸻
テレビを見ながら。
肩にもたれるライ。
「……完全に同棲やんこれ」
「いいじゃん」
「……悪ないけど」
小さく笑う。
⸻
「そのうちほんまにそうなりそうやな」
「なってもいいよ」
「……考えとくわ」
⸻
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