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空は青春を楽しみたい
第2話商店街編1
望雨くるみ作
原案りたん
「今日はオリエンテーション!地元の商店街に行きます。」仲良く校外へと書かれた黒板の前で先生は言った。そう。今日はオリエンテーション。まだ慣れないクラスでこの日をきっかけに仲良くなる人が多い。「たのしそーだね」と隣の席の男子が話しかけてきた。どうやら嬉しさが隠しきれてなかったようだった。
歩いて15分ほど商店街に着いた。私は学校から家までが遠いので、なかなか商店街に行けないので新鮮だった。平日の朝ってこともあり、かなり空いていた。何を買おう、、、何を食べよう、、、と私はワクワクしていた。「ちょっともしかして1人で回ろうとしてるの?」と昨日のツインテの子が話しかけてきた。「ツインテの子だ」と言ったら「ツインテなのは事実だけど名前は赤木えりだよ!」出席番号が隣のこともあり、赤木なのは知ってたけど、下の名前は初めて知った。「あーあ、私ここの商店街死ぬほど行ったの。だから飽きたー」とブツブツ言っていた。「ピー!」笛の音がした。先生だった。「これから自由行動開始!」わーい!とはしゃいでいた。その時「うるさいわよ」と話しかけられた。「なっ何?!」と振り返ると赤い髪と赤い目の同じ年ぐらいの子がいた。一瞬私たちと目を逸らし、そして言った。「逃げて」
「、、、」えっ?いきなり何?エリがボー読みで「この人自分が可愛いからって調子乗ってるよ〜。行こうよ〜」「うっうん」とその場を離れよう押した時、彼女は叫んだ「待っ待って!」何か私に言いたいことでもあるのかな、、、と思った「肉まん買ってきて」突然の言葉だった。「えっ?」えりが私の手を引っ張った。「この人、絶対頭おかしいよ!」そうだよね。こういう人には近寄らない方が、、、
ふと言葉を思い出した。(誰にでも優しくしないと天国行けないよ〜!)姉の言葉だった。
「やったー!肉まんだー!」私は肉まんを買うことにした。彼女は目をピカピカしながら食べた。この人、なんでこの時間に商店街なんかにいるんだろう。「まだ大人じゃないよね?なんでこの時間にいるの?」今の日本では高校は義務教育だから、、、すると、「隠れて」突然言い出した。なっ何?!「分かった」しばらく隠れていたが何も起こらなかった。「えっ!なんなの?!」彼女は食べながら言った。「もし、私の言う事聞かなかったら死んでたわよ!」「えっ」やはり、このひとには親切にしない方が、、、「私の事信じてくれる?」突然言い出した。エリはもう行こうよーとまだ手をつかんでる。でっでも、何を言い出すのやら、、、「私未来が見えるの。」その言葉にドキッとした。
コメント
1件
すごく先が気になる展開!