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るひさんへ


今日はよく星が見える。

昔はよく星を見に行っていたなぁ。

「…綺麗な眺め…」

たとえ世界が変わっても、夜空はそんなことも知らないよ

と言うように暗い時間を照らす。

「そうだ。」

彼に連絡をする。愛しいくて可愛らしい僕の恋人は恐らく天体など 興味もないだろうけど、 折角の聖夜だ。一番綺麗に見える場所に行こう。

「もしもし不破さん?今日夜空めっちゃきれいだからさ。 一緒に見に行かない? ……うん。じゃあ○○で待ってる。」


「あ、不破さん。」

『やっほーはるー。今日ほんとに夜空綺麗やな。』

「でしょ?でも、この後もっと綺麗な場所に行きますからね。」

『え!?まじ!?!?やっちゃぁ!』

意外にも夜景は好きらしく、キラキラとした笑顔をこちらに向けた。

「じゃ、早速行きましょっか。」


『うわぁ…本当に綺麗やなぁ…」

「ねぇ…」

冬は空気が澄んでいるため、星が結構見やすい。聖夜にこんな綺麗だったら、来年の七夕も綺麗な空だといいなぁ。

スリ…

「ん?」

『……寒い…///』

「へぇ…素直に言えばいいのに… 」

『…寒いだけだもん…///』

素直になれない彼の手を取って緩く握る。

「…不破さんの手あったかいねぇ。」

『晴の手…冷えてる?』

「僕冷え性だからなぁ。しょうがないかもね。」

『……ね、はる』

「んー?」

ちょっと甘くなった彼の声に反応する。

『……恋人繋ぎは…?////』

「はぁ…本当に可愛いなぁ…」

そう言って手を絡ませると、不破さんは自分のマフラーに顔を埋めた。

『……ッ〜〜〜//////』

やっぱり僕の不破さんは1番可愛い。

「ね、不破さん。キスしていい?」

『ぁえ…//////』

「いい?」

『…ん…///』

「ありがと。」

『んっ♡…ハッ…んぅっ♡…』

「チュ♡…チュル♡…チュパ♡」

『んっ、はぁる♡も、おわり…///』

「んっ…ごめんね。」

『はー…はるの絶倫野郎…』

「ふーん…そんなこと言うなら、家に帰ってめちゃくちゃにしちゃうけど?」

『ッへ…?///////』


星は全くと言っていいほど見てないけど、これから星よりも綺麗なものが見えそうなんで、別にいっか♡

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