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エリザは夢の中
第二章
~惨劇の始まり~
時は流れエリザは15歳
母は死に
兄トレバーは自害し、新たな支配者となったエリザは鞭を振るい邪魔者扱いを為てきた姉を教育していた
ある日起こった
エリザに血がついた
エリザは震えていた
抑えた怒りと哀れみと不安と興奮で
彼女は剣を持ち首をはねた
そしてエリザは自我を失い興奮為たまま斬り続けた
自我を取り戻したエリザの足元には
血と死体
1316年8月7日
此処から惨劇は始まる
少年パルサルはヴェネロに彫刻刀を受け渡され、我武者羅に掘り続け芸術を作り始めた
その時少年パルサルは思った
もう自分は十分成長為たのだから、禁じられた扉の向こうに行こうと許されるだろうと
そしてパルサルは掟を破りアトリエの放棄場所へと足を踏み入れた
崩れた石像
血がついた壁
散乱した剣
そして縛られた少女モホロア
彼女はパルサルに気付き告げた
私は年老いないメデューサ一族の最後の1人だと
ヴェネロは私を利用し石像を造っていたと
ポツリと彼女は言った
私を殺してと
少年パルサルは困惑もせず動揺もせず唯言った
此処を出ようと
少女モホロアは微笑んだ
パルサルは出ようとしたとき剣を踏んでしまった
響く鉄の音と暗転する視界
ルーマは激怒していた
サブリオル英国からの要求の手紙をビリビリに破り捨てた
サブリオル英国は東ルーマン帝国に支援をしてして貰っていた
その文の中「少女10名と少年50名の奴隷を送ることを願う」
ルーマは目障りに感じた
ルーマは幼き自分と重なっていた
奴隷の自分と
ルーマは剣で送られた使者を殺し手紙を書いた
「もう私は貴方の言いなりなど成らないと」