コメント
3件
うぁ〜。、!好きです、 リクエストいいですか? できれば狂依存書いてほしくて…、、できればでいいです! フォローも失礼します
尊い…
リクです!ほんとにありがとうございます!丁度作りかけだったのでリメイク的な感じで尊くしてみました!公式でもあったのも取り入れてみました。
どぞ
ドアを開けた瞬間、
なつが勢いよく飛び込んできた。
「いるま〜っ」
抱きつかれて、思わず笑ってしまう。
「どうしたの、急に」
「会いたくなったの!」
なつの声は、いつもより高くて柔らかい。
腕の中で小動物みたいに落ち着かず、
でも離れようとはしない。
「……そんなに?」
「うん、我慢できなかった」
その言葉が、胸の奥を温かくする。
俺はゆっくりと、
なつの頭に手を置いて撫でた。
髪がさらさらと指に絡まる。
「ん……気持ちいい」
「よかった」
そのまま、ベッドの端に座る。
なつは自然に膝の上に乗ってきて、
腕を俺の首に回した。
「こうしてると、落ち着く」
「俺も」
なつの頬が俺の肩にすり寄ってくる。
猫みたいに、何度も何度も。
くすぐったくて、笑いが漏れる。
「くすぐったいよ」
「いるまが笑うの好きだから」
そう言って、なつが見上げてきた。
その瞳が、夜の光にきらきらしてる。
「ねぇ、いるま」
「ん?」
「大好き」
胸がじんわり熱くなった。
俺は片手でなつの頬を包み、
親指で涙のような光を拭った。
「俺も。……なつのこと、大好き」
なつが小さく笑って、目を閉じる。
額を合わせて、鼻先が触れる距離。
おでこにキス。
頬にキス。
指先を絡めて、もう一度おでこにキス。
そのたびに、なつが小さく声を漏らす。
「ん……もっと」
「もっとって、どこに?」
「どこでも」
くすぐるように頬をつんつんして、
笑い合う。
やがて、なつはまた俺の胸に顔をうずめ、
「このまま、ずっとがいいな」って呟いた。
俺はその髪を撫でながら、
ゆっくり答える。
「ずっと、ここにいるよ」
窓の外の風も、
時計の音も、
全部溶けていくみたいに静かな夜。
ふたりだけの小さな世界の中で、
体温と笑顔が混ざりあっていた。