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くろぬか
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柘榴とAI

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#没入感フィクション
柘榴とAI

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#ハッピーエンド
街に戻ると、何だか街全体が騒ついていた。
「何かあったのかな…?」
私がそう言うと、ゼファーは首を傾げた。
「さぁ?」
「やっぱりだ!
街から出られないようになってる!」
1人のプレイヤーらしき男性が叫んだ。
「え、どういう事なの?」
ゼファーが尋ねる。
「街全体が封鎖されてるんだ!」
「そんな馬鹿な…!」
ゼファーは言うが、みんなはどよめいている。
「街から出られないわ!」
これ…
イベント…?
その時、みんなのログが一斉に鳴った。
私はログを開く。
メッセージオンに、メッセージが来ていた。
そこには、こう書いてあった。
『マリス様、ゼファー様へ、このメッセージはお送りしています。
街封鎖イベントが発生しました。
街から抜け出す方法はプレイヤーにより様々ですが、マリス様とゼファー様にもある方法がございます。
その方法を探り出してくださいませ。
なお、全員共通の脱出方法として、プレイヤーを5人殺す事もございます。
気の短いプレイヤーの方は、5人殺す事を選ぶ…かも、しれませんね?
ご健闘をお祈りします。』
そんな…!?
プレイヤーを殺すなんて、出来ない…!
「マリス、何かカラクリがあるはずです!
街の中を調べましょう!」
「う、うん!」
私たちは街中を駆け回った。
『始まりは12ではなく、真下だよ。』
ある少年のNPCが言う。
『太陽の光は出口を示すのよ。』
ある女性が言う。
『旅人が出るのは、7つ目の鐘が鳴る時だわさ。』
ある女性が言う。
「な、な、何の事!?」
多少パニックになりながら言う私。
「落ち着いて…
あれ?
あんな文字あそこにありましたっけ?」
ゼファーが指差す方角には、12の文字。
「そう言えば、始まりは12ではなく真下…って言ってなかった!?」
「真下って?」
「鐘…
12…
真下…
ねぇ、12の次は!?」
「え…?
えーと、1と書いてありますね。」
「これ、時計の順番だわ!」
私が気づいた。
「そうか…!」
「つまり、始まりは12ではなく真下、これは6時が始まりだと言ってるのよ!
そして、旅人が出るのは7つ目の鐘が鳴る時…!
つまり、1時!
北北東の位置だわ!」
私が謎を解いた時…
爆撃が始まった…!
「マリス、こっちに!」
ゼファーが私を庇うように覆い被さる。
「マリス!
1時の位置まで走りますよ!」
「うん!」
私たちの上空では爆炎が巻き起こる。
気の短いプレイヤーが、5人殺害すべく強硬手段に出たようだ。
炎と煙を避け、私たちはやっと1時の場所にたどり着いた。
太陽の光は…!
もうすぐ!!!
その時…!
「アンタが、終焉の攻略者、ゼファーか?」
「そうだけど、君は?」
冷たく聞き返すゼファー。
「焼却師・バルドだ。
アンタを殺せば、5人目なんだよな。」
「それはそれは。
5人目の人間を間違えたようだね。」
そこから、超スピードの戦闘が始まった。
コメント
1件
ああ、面白かった!時計の暗号、私好きです。NPCたちのバラバラなヒントを「始まりは12ではなく真下=6時」で繋げていくマリスの発想力、めっちゃワクワクしました。で、解いた直後に爆撃で緊迫度MAX、さらにバルド登場で次回へ続く…という畳みかけが熱い!ゼファーの過去がちらっと見え隠れするのも気になります。次話、楽しみにしてますね!