テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

勝手な未来

一覧ページ

「勝手な未来」のメインビジュアル

勝手な未来

16 - 第7話 「パレード」

2023年07月14日

シェアするシェアする
報告する

ドイツ帝国首都ベルリン


「皇帝陛下、お時間でございます。」

「…そうか、もうそんな時間か。」


「国会に集まった皆の衆!良くぞここまで足を運んでくれた!

今から私は演説をする、その後国会を開いてくれ!」

皇帝初の演説が始まる。

民衆も議員も、誰もが飲み込めないような唾を飲み込んだ。

「我らが同盟国オーストリア・ハンガリー帝国は現在イタリアと戦闘中であり、

これによって同盟条約第20条である「戦争介入」及び第21条「防衛参戦」が使用可能となった。

その為我が国は、イタリアへと宣戦布告する!これには、大英帝国連邦も参戦する!」

まだまだ続く演説の前に誰もがざわついていた。

「我らはファシストではない!君主による統治を正義とし、民衆による選択の自由を守り、

軍による国を守ることを国の指標とする!今ここに苦しむ仲間を助けようではないか!」

パチパチパチパチ…

拍手が国会に響いた。

泥に泥を追加するようなものなのだろうか?

それとも、泥を乾かす太陽となるのだろうか?


地中海

「こちら、ロイヤルネイビー・地中海艦隊。イタリア艦隊を確認。

規模空母1、駆逐艦6、巡洋艦20の主力艦隊と見られる。

対応を求む。」

「こちらヴェレリー。空母による飽和攻撃後、魚雷及びミサイルで撃沈してやれ。

適宜命令はそちらに任せる。王へ悲報を知らせることがないように。以上!」


イギリス空母[エリザベス二世]

「全機発艦!」

エンジンの音が鳴り響く。

今日は曇り、レーダーのお陰で随分快晴に見える。

「全機照準合わせ!」


「ファイア!」

ヒューーーーー…

小さな音が小さくなる。


イタリア空母[ヴェネツィア]

「報告、レーダー内に現在所属不明の飛翔体を確認。」

「直ぐ様所属を確認しろ。これが敵なら今頃爆弾でも投下している。」

「…しかし全資料を見ても謎の飛翔体について情報が乗っていません。どうされますか?」

「なんだと…なら撤退だ、ここに居ても埒が

ドガァァァン!

爆弾は機関室にて爆破。

近くにあった弾薬庫に誘爆し

更に被害が増えた。

近くにいた駆逐艦一隻が中破し、さらに空母ヴェネツィアは撃沈。

更に戦いは狂い始めた。

地中海はイギリスが手に取ったのである。


とある歌にこうある。

「恐怖のパレードが来る」と。

まさにこれがパレードであると言えるだろう。

日に日に、軍靴はオーケストラを奏で始める。

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚