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第三次オーディション
残りメンバー150名
「〜♪」
ふわっと可愛く笑うパッツンボブの女の子
可愛さ全開あざとさマシマシ
そんな彼女にその場にいる全員が釘付けにされている
「ありがとうございましたっ!」
コソコソと話し声が聞こえる
審査員が何かを書き込んでいる
「…ねぇ」
そんな中、色気のある落ち着いた声が響く
その部屋にいた全員が声の方へ目を向けた
「!」
全員が息を呑む。綺麗な髪、整った顔立ち、抜群なスタイル、鋭く輝く目、そこには現在トップの練習生が立っていた。そんな中彼女はすぐ通常運転に戻る
「うわぁこたさん!どうされましたか?」
少しずつお互いに近づいていく。全員がその二人に視線を集める
「…名前、なんだっけ?」
「…如月ゆうと申します♪」
「そ、…やっぱりか」
そう言いながら世に言う顎クイをする彼女に、全員が驚く
「…ど、どうされました?」
「…あなたさ、それ無意識とは言わせないよ」
「…?」
「…自分の魅力、無駄にしてるけど大丈夫そう?」
黄色の目が希望に溢れる。その目を見て悟ったのか綺麗な紫の目はスタッフさんに向けられる
「…スタッフさん、あの人に伝えておいて」
「はい?」
「私… 、この子と」
「いーこいるじゃん✨」
音楽が止まった次の瞬間、カワボが部屋に広がる。
赤髪ツインテールの女の子が目を輝かせてとある二人を見ている
「こ、恋恵さん⁈乱入されては困ります!」
「んぇ〜めんどぉ!」
スタッフさんな止めるのも聞かずに中に入る
「ねーねっ!」
「は、はい…?」
とある二人の目の前で立ち止まり手を掴む
「二人はなんか得意なことあるっ?」
こてっっと首を傾けて上目遣いで二人に聞く
「私は演技力には自信あります…!」
おそるおそる茶髪ハーフアップ、青い目の女の子が言う
「玲流は…作詞作曲編曲MIXギターピアノとか、音楽関連を多くやってること…です」
怖いのか緊張しているのか少しずつ声が小さくなる
そんなのもお構いなしで話を進める
「…玲流ちゃん?なられるち!あ、お名前は?」
「あ、甘夢 都で、この子は一星玲流です!」
「じゃーくにのとれるち!二人いい個性持ってるじゃん?」
「あ、ありがとうございます…?」
「ねーねースタッフさん!アネキに伝えておいて!」
「は、はい?」
「ちむ、この子達と」
「「一緒にデビューする」」
その言葉から、彼女達の物語が始まってゆく
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