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ふと、目が覚めた
時計が鳴っていないのに珍しいものだな、と思うと_
夜「…は?」
知らない場所だった
文スト短編集_学園生活
夜「…」
白い壁、勉強机、何か誰かの写真、壁に掛かっている制服
夜「…学園という…ものかな」
何となく察したが_
夜「何でこんな事に…」
手をつねってみると痛い
つまり此れは現実世界に近いもの_という事になる
一番最初に考えたのは_
夜「異能力…」
だが、私は異能力無効化持ちだ。
まぁ…異能力無効化がある物を使えばいけない事でも無いが…
夜「…記憶が無いねぇ」
先程本当の現実世界であった事。
この今の私の記憶。
何方もない。
夜「此れは…厄介だな」
その時_
母「蒼ー?起きてるー?」
夜「起きてるよー」
ふと我に返る
反射的に会話をした…
体はこの世界の侭なのか
夜「…とりあえず、今日を過してみるしかないかな」
布団から出る
夜「……」
もしかしたら_。
・
生「おはよー」
先「おはよう!」
とりあえず、体が指している学園へ行ってみた
夜「大きい…」
此処は武装学園という名前らしい
ネーミングセンス…無視しよう
事前に調べておいた情報によると、生徒数千人超えのマンモス校だ
部活も度々優勝、学力面で劣ってないらしい
そして、此処の名物は_
生「”双黒”と”新双黒”のお出ましだー!!」
うん…めっっちゃキャーって云われてる
読者の皆も気付いたであろう。
双黒こと、”太宰治”と”中原中也”。
新双黒こと、”中島敦”と”芥川龍之介”である
此の四人は学園の美男だと云われているらしい
…あいつら此処の空間だとこんなに人気なんだなぁ…が率直な感想。
ちなみに群衆は皆双黒と新双黒の方へ行っている
私はポツンと一人。
まぁ、興味は無いし。と思った途端_
太「せんぱーい!!」
群衆が一斉に此方へ振り向く
夜「…何、太宰」
太「生徒会室まで一緒に行きませんか?」
と、膝をついて良くプロポーズする形になる
中「俺も一緒に行きますよ」
と、中也も横に並ぶ
敦「早いですよー!太宰さん」
芥「我らも行きましょう…」
と、囲まれる。
群衆がめっちゃ悔しそうな顔をする
夜「…太宰」
太「はい?」
スパァァァン!!
頭チョップを入れる
夜「いい加減にしろ」
見事に気絶
めっちゃ凄い目で群衆に見られる
敦「…行きましょうか!」
・
太「痛いじゃないか…何をするんだい」
夜「お前が悪い」
此処は武装生徒会室
太宰があんな事やってくるから思わずチョップしてしまった…まぁ、いいか()
敦「何時も通りですね…」
苦笑いをする敦君
私はある単語を云う
夜「”武装探偵社”と”ポートマフィア”に見覚えは?」
皆「…」
黙りこくる
その時_
太「勿論、覚えてますよ?先輩」
敦「武装探偵社の名前をとって武装学園って凄いですよね!」
中「俺も覚えていますよ」
芥「然り、ポートマフィアは覚えている…」
皆、その事は覚えているみたいだな
夜「なら話が早い。現実世界で何があったか覚えてる?」
太「其れがねぇ…」
太宰が苦笑する
中「俺達も何も覚えていないんですよ…あるのは朝目覚めた処からです」
やっぱりか…何となく察していた
夜「私も生憎記憶は無くてね…」
太「何か此の学園で探れば出てくるかもしれない」
何時もの真面目モードになる
芥「然り…今日は驚いたものだ」
嗚呼…あれか
思わず苦笑する
太「良いじゃないか!双黒!」
中「俺はこいつとが嫌なんだがな(怒)」
敦「何でこいつと新双黒…」
芥「然り、其れは我も当然」
皆其々不満は持っているものだねぇ
夜「でも良いんじゃない?学園で人気という事は情報も得られやすくなる」
太「その代わり、目立つから隠密な時は動きにくいものだけどね…」
夜「それは大丈夫」
なぜなら_
夜「私は其処まで注目されてないと思う…多分」
中「だいぶ注目されていると思いますけど…」
夜「何で?」
其処で発せられた言葉は意外なものだった
太「先輩は定期テストで一位だからねぇ…」
敦「ほんと、尊敬ですよね!!」
…は?
夜「テスト一位!?」
自分でも驚く
あのマンモス校の一位…!?
太「ちなみに二位は私」
中「三位は俺です。こいつと一点差で…」
芥「我は四位…」
敦「嘘付くな!僕と同率だろ!!」
夜「ちなみに…私の点数は」
皆「五百点/だけど?/ですけど/ですよね/だ」
終わった…隠して生きる生活が…
太「先輩は元からもう隠せないと思うけどねぇ…」
夜「何で?」
太「先輩は生徒会役員だからだよ」
夜「は…?」
こんちは!絶賛スランプです!!!てことで短編物語です!!!この話は夜月が凄い感情的になったり珍しい場面もあるのでぜひ見て下さい!そして不定期投稿です!