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第3話で、小学生の時に、母親が作文、感想文を手伝おうとしたと書いた。
(どんなに下手だと思っても、私なら手伝わないが。)
母親は私のどういう書き方、表現方法を嫌ったか。そしてそれは戦前の人々に共通するものが有ると思ったので書いておく事にした。
先ず「どうして、あんたはハッキリ言うの?」と言う事は私が22才で母親が死ぬ迄、よく言われた。はじめは意味がわからなかった。嗜好の好き嫌いや、人の好き嫌いだと思って頂くと解りやすいと思う。
「いかがですか?召し上がれ」と出されたものに対して「いりません」と私は言った。理由は、私の見た感じ、不味そうだから。現代の人は個々まで書かなくても、食べ無いのは嫌いだと理解する。しかし物資の無い時に、そんな事を言うバカは居なかったのだ。「あの人は嫌い」「嫌いでも付き合わなきゃいけないのよ」と穏便に済ます事を言った。私が社会人になってからは、大抵の先輩同僚は嫌いならその相手とは口もきかない人だらけだった。母親の様な人は稀だったので有る。私は母親のその教えで、嫌いな人とでもある程度は普通に話せる。しかし理解者だと誤解される。嫌いというのは、態度に出したほうが良い場合が有る。