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天空競技場
1日4000人が集まる高さ約991m
地上251階建てのタワー
高層の建造物で上の階に行けば行くほど強い相手と戦える
勝てばファイトマネーを貰い、上の階に進む事が出来る。
対戦は全て1対1の形式で行われており
全員が1階からスター
、一階での初戦の勝敗やその内容によって次の階層が決まり、極短時間の決着であったり
文字通り赤子の手を捻るような内容であれば最大で50階まで
ショートカット(飛び級)出来る。
10階単位でクラス分けがされており
勝てば上の階へ負ければ下の階へ進むことになる。
200階からはルールが代わりファイトマネーがなくなる。
ここからは名誉のみが報酬となる。200階からはレベル感が変わる。
「どんな所かな?200階」
「さあな俺もこの先は行ったことないからな」
そう私達はストレート勝ちをして既に200階への切符を手に入れていた。
チンと音がなり200階に着いたことを知る。
「すごい!200階クラスは豪華だね」
ピリッという嫌な空気が横切る。お兄ちゃんの方を見る。まだお兄ちゃんはきずいてないようだった
「受付はこっちか?」
お兄ちゃんが言う方向を警戒しながら進む突き当たりを曲がる瞬間ゴンもお兄ちゃんも気づき後退る。
ゴクッと息を飲む。得体の知れないものへの緊張感は体の動きを止めた
「行くぜ、行ってやる!」
お兄ちゃんのその言葉は頼もしかったが弱くも感じる言葉だった。
1歩1歩を丁寧に進む。歩幅、息の仕方を極限に丁寧に行う。
進めば進むほど嫌な空気が押し寄せ
「進みたくない。怖い」
10年暗殺の為に鍛えられ負け知らずだと自分を思っていた事を後悔する。
「殺気、それも私たちに向けられたものだよ」
殺気そんな言葉で片付けていいものなのか私は足が止まってしまった。
「おい、一体誰だそこにいるやつ!」
「出てこいよ!!」
お兄ちゃんが私の言葉に喰らい気味に言った。誰なのだろう
恨みは沢山買っている自信はある
がこんなに強い殺気のようなものを
持った人物にあったことが
「アルアはいい子だから何をすればいいか分かるよね?」
1番上の兄が放った言葉が頭によぎりそれと同時にこの殺気は兄が放つ圧によく似ている。
「おにい」
お兄ちゃんを呼ぼうと思った瞬間。
天空競技場のスタッフが角から出てくる。
でも彼女からの殺気じゃない。
「キルア様アルア様ゴン様ですね。こちらに受付がございますので今日中に200階クラス参戦の登録を行ってください」
「今夜0時を過ぎますと登録不可となりますのでご注意ください」
彼女の声を気に殺気が引き緊張が緩むが逃げ出したいその感情は止まってはくれなかった
「この殺気あいつかなあ」
「わかんねぇ」
「彼女からじゃないよ。殺気は彼女から出てない。でも近くには絶対いる」
彼女の頭上からトランプが出る。
それと同時に彼女の後ろに青白い肌に赤髪の不気味な大男が出て来た。
近づいてはいけない体が悲鳴を上げそうだ。
彼だ殺気の元は
「あ、ああ、」
情けなく恐怖や畏怖、
息がとてもしにくくゴンとお兄ちゃんは彼を知っているような目つきだ
「ヒソカ どうしてここに」
ヒソカこれが殺気の元である彼の名前なのだろう。名前を呼ぶ兄はとても信じられない物を見ているようだった
「別に不思議じゃないだろう」
「僕は戦闘が好きでここは格闘の聖地さ」
格闘の聖地と言えるほど強い相手はここに来る過程で出会っていない。
明らかに化け物級に強く戦闘好きな彼がいる200階、レベルが違うそう思うことしか出来ない
「君たちこそなんでこんなところにいるんだい?」
「ッッッ」
全身を舐められるような視線。
彼は私の品定めをしているのだろう。
私の体は視線を感じた瞬間後ろに
飛び逃げ出しそうになる 。
息の仕方を忘れてしまうほどに
私の体はパニックを起こしていた
「なーんてね。もちろん偶然じゃなく君たちを待っていた」
ハッとする。
何のために待っているのかなんて私には分かるはずもなく
兄達の方を向く2人もよく分かっていないようだ
「ここの先輩として君たちに忠告をしよう」
「このフロアに足を踏み入れるのはまだ早い」
その言葉と同時に強い風のようなものが押し寄せてくる。私の体はこの圧に抗えないそれは兄達も同じのようだ
「どのくらい早いかは君たち次第」
「出直したまえ、とにかく今は早い」
「ざっけんな!せっかくここまで来たのに」
「お兄ちゃん!!」
再び圧がかかる。
このヒソカという化け物のような人達が蔓延るのが200階なのならば早いという言葉で片付けられるのだろうか。
混乱してかその事実にきずいていないのかお兄ちゃんの怒声に私は思わず声を出してしまう
「君の妹は気づいてるようだよ。レベルの違いにね」
妹なんて私は一度も言っていない先の戦いを見ていれば兄弟なのは一目瞭然かもしれない。
でも私はとても引っかかる言葉だった。
圧がまた強くなる限界はあるのだろうか。
未知のその力に私は恐怖を感じると同時に興味が湧いてしまう。
対抗できる力が欲しい。
根は暗殺一家の1人なのだろう未知の力に
対抗してみたいそれが私の最終的に思った事だった
「無理はやめなさい」
パッと頭がすっきるする感覚。
この声の元は200階に来る過程であったウィングさんの声だろう
「彼の念に対して君たちはあまりにも無防備だ」
無防備という言葉は防備することができるのではないかとさっきまでの畏怖を忘れどうすればいいのかで頭がいっぱいだった。